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冬将軍が来た夏
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冬将軍が来た夏

甘耀明(著者), 白水紀子(訳者)

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冬将軍が来た夏

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2018/06/19
JAN 9784560096352

冬将軍が来た夏

¥2,640

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2025/02/12

 海外の小説家で甘耀明の作品に注目している。  「鬼殺し」「真の人間になる」を読んだ。  これら作品が戦時中の台湾、しかも登場人物は台湾先住民族だ。  今回読んだ本作は、現代の台中の街を舞台に役者は女性である。    この物語は、黄が勤め先の幼稚園の息子にレイプされることから始ま...

 海外の小説家で甘耀明の作品に注目している。  「鬼殺し」「真の人間になる」を読んだ。  これら作品が戦時中の台湾、しかも登場人物は台湾先住民族だ。  今回読んだ本作は、現代の台中の街を舞台に役者は女性である。    この物語は、黄が勤め先の幼稚園の息子にレイプされることから始まった。  死んだはずと思っていた祖母がトランクに入って部屋にいたとは、誰も思わなかった。  事件後、祖母が率いる老婆たちと行動を共にし、彼女たちの終活に付き合いながら、そして最後は法廷に立つ。  レイプ事件、ルーツをたどるロードムービー、そして法廷へ。    「死には責任がある。あなたにまだお別れを言わないうちに、このまま死んだりしない」  本作では冬将軍は、ドイツのモスクワ包囲戦の際に立ち向かったロシア人のこととしている。  事件に対して立ち向かう、祖母という冬将軍。  死ぬ前に果たす責任を破天荒な老女たちが教えてくれる。

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2020/12/10

「おばあちゃんたちのいるところ」 松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ」を読んで、たしかこれもおばさんたちが出てくる話じゃなかったっけ?と山のようにある積ん読から引っ張り出して読んでみた。 おばちゃんじゃなくておばあちゃんだったけど。 ちょっと期待してたものとは違ったし、少...

「おばあちゃんたちのいるところ」 松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ」を読んで、たしかこれもおばさんたちが出てくる話じゃなかったっけ?と山のようにある積ん読から引っ張り出して読んでみた。 おばちゃんじゃなくておばあちゃんだったけど。 ちょっと期待してたものとは違ったし、少し冗長にも思うけれど、終わり良ければ…です

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2018/11/11

映画にはなると思う。登場人物のキャラクター設定といい、飽きさせない展開といい、そこに満遍なく散りばめられた小ネタといい、申し分ない。テーマだって悪くない。いい話だ。ハートウォーミングだ。だが、何か足りない。重いテーマを軽やかに書こうとして、ただ軽くなってしまっている感じ。主人公の...

映画にはなると思う。登場人物のキャラクター設定といい、飽きさせない展開といい、そこに満遍なく散りばめられた小ネタといい、申し分ない。テーマだって悪くない。いい話だ。ハートウォーミングだ。だが、何か足りない。重いテーマを軽やかに書こうとして、ただ軽くなってしまっている感じ。主人公の若い女子もその祖母も祖祖母も口調が同じで、説明調のセリフになることが多いのも気になる。

Posted by ブクログ

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