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図書館 愛書家の楽園 新装版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2018/06/15 |
| JAN | 9784560096444 |
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図書館 愛書家の楽園 新装版
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商品レビュー
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移住先のフランスで司祭館の跡地に建てた自らの書斎にはじまり、アレクサンドリア図書館やミケランジェロが設計したメディチ家の私設図書館、スペインの司祭が燃やしたマヤやアステカの図書館、ユダヤ人収容所で大人たちが子どもに語り伝えた記憶の図書館まで。古今東西のあらゆる〈ライブラリー〉を博...
移住先のフランスで司祭館の跡地に建てた自らの書斎にはじまり、アレクサンドリア図書館やミケランジェロが設計したメディチ家の私設図書館、スペインの司祭が燃やしたマヤやアステカの図書館、ユダヤ人収容所で大人たちが子どもに語り伝えた記憶の図書館まで。古今東西のあらゆる〈ライブラリー〉を博覧強記で語りまくる夢のエッセイ。 はぁ……こういう本を永遠に読んでいたい……。原題は"The library at night"。石造りの立派な書斎で、夜通し棚と棚を行き来しながら自由に連想の翼を働かせて書かれたのだろう。 世界中に実在する図書館の建築論から、図書分類法の歴史、権力と図書コレクションの結びつきなどトピックは多岐に渡る。経済的・物理的な問題で仕方がないとはいえ、図書館が収蔵する本の取り捨て選択をすることは一種の検閲であるという平等の精神。歴史に消された本たちは不在であることによってむしろ存在感を増し、〈影の図書館〉を形作っているのだとする反権力な姿勢。マングェルが歴史上の図書館を語るとき、視点はつねに弱者に寄り添う。 マングェルも祖国を離れ、長いあいだ各国を転々とした移民だった。フランスには10年以上住み、今は再びアルゼンチンに戻ったようだ(書斎はどうなったのだろう)。アイデンティティの拠り所を本に求めた例としてドラキュラとフランケンシュタインの怪物を挙げ、共感を寄せる姿はユニークだし胸を打つ。ドラキュラは自らのルーツを保証するものとして、フランケンシュタインの怪物は自らも他社に共感する心を持つ証として、それぞれ本を大切に思うのだ、と。 アルゼンチンの若い小説家のあいだで、〈引用〉をオリジナリティの欠如とみなし禁止しようとする動きがあったという話も面白かった。ボルヘス直系のマングェルには笑止千万だったろう。実際、本書も8割引用でできていると言っても過言ではない。この話で思いだしたのだが、私は昔、小説の好きな文章を書き写したノートを作っていると人に話して、「よくそんな恥ずかしいこと人に話せるね」と言われたことがあった(笑)。あの人は私が名言・格言集みたいなものを作っていると思ってたのだろうか。人の言葉を標本のように蒐集したいという気持ちは、誰にでも共感してもらえるというものではないらしい。
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著者のアルベルト・マンゲル氏はブエノスアイレス国立大学図書館の元館長である。そんな彼が記した本のテーマはずばり「図書館」。「図書館」という概念を軸にエピソードが紡がれる。図書館は思想や知の出発点でもあり帰着点でもある。電子書籍が普及し図書館の役割も変遷しつつあるが、愛読家たちの憩...
著者のアルベルト・マンゲル氏はブエノスアイレス国立大学図書館の元館長である。そんな彼が記した本のテーマはずばり「図書館」。「図書館」という概念を軸にエピソードが紡がれる。図書館は思想や知の出発点でもあり帰着点でもある。電子書籍が普及し図書館の役割も変遷しつつあるが、愛読家たちの憩いの場は不滅である。とある友人は「本は内容が大事だから電子書籍でいいだろう」と語っていたが、いや違うんだと。装丁や厚み、そして彼らの集積された姿に我々は愛情を感じ想いを馳せるのだ。そんな気持ちが分かる方にはぜひ読んでほしい。 それにしても著者のような書斎が持てるのはうらやましい。
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