逃げられない世代 日本型「先送り」システムの限界 新潮新書771

宇佐美典也(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2018/06/14
• JAN: 9784106107719

商品レビュー

2024/05/13

あまり役に立たなかった

[崩撃雲身双虎掌]

タイトルからもう少し身近な話が読めるかと思いましたが、期待ハズレでした。政治の話、財政の話、戦争(歴史)の話、と続き、結論は「できるだけ長く働きましょう」と「税金増えるけど我慢しましょう」と読みました。まぁ、タイトルからしてある意味、それが正解なのでしょう。ただ「日本の未来は明るい」を繰り返してゴリ押しするのではなく、背負わされながらもどう生活を楽しんでいくのかを、もう少し盛り込んでいただきたかったと思います。あんたたち「逃げられない世代」だよ、だけではこの本の価値は高くないと思います。

2022/11/07

著者のこれまでの作品よりもずっと良い。
日本のシステムの限界をわかりやすく述べている。著者は日本の未来に希望を捨てていないが、その点には首肯しかねる。自分が生活保護行政に携わっているから故の厭世観かもしれないが。

2022/04/10

第１章
　この本に求めていた内容ではなかったので読み流す。キャリアへの自負が鼻につく。自負を持つ事自体は悪くないがこの本の中で書く事ではない。

第２章・第３章
　社会保障と安全保障について。コンパクトにまとまっていてこの本の核となる。

第４章
　原子力発電についての考えは自分と異なる所もあるが、原子力の尻拭い技術大国を目指す視点は自虐的にありかな、と思った(著者はそんな意図はないかも知れないが)

高久書店にて購入。