脳といしき 物質でしかない脳から「心」が生まれるふしぎ ニュートンムック 理系脳をきたえる！Newtonライト

ニュートンプレス

• 販売会社／発売会社: ニュートンプレス
• 発売年月日: 2018/06/01
• JAN: 9784315521092

商品レビュー

2018/08/12

ある勉強会の場所で、「意識」について語ることにしたので、一般の少し理系的トピックに興味がある人向けにまとめるとどうなるのかなと思って手に取ってみた。

いきなり「意識は、定義さえ明確には定まっていない」ときた。なるほど、そう言ってしまってよいのだ。「脳の構造とニューロン」「覚醒/睡眠」「無意識」「自由意志」「両眼視野闘争」「ロボット」「人工知能」などの研究から意識とは何かを研究しているらしい。

きちんとリベットの実験、ジュリオ・トノーニの統合情報理論なんかも取り上げられている。

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勉強会で参照した本:
『ユーザイリュージョン』トーレ・ノーレットランダーシュ
『マインド・タイム 脳と意識の時間』 ベンジャミン・リベット
『神々の沈黙 – 意識の誕生と文明の興亡』 ジュリアン・ジェインズ
『意識は傍観者である』 デイビッド・イーグルマン
『意識はいつ生まれるのか – 脳の謎に挑む統合情報理論』 ジュリオ・トノーニ
『意識と脳――思考はいかにコード化されるか』 スタニスラス・ドゥアンヌ
『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』 ジェラルド・エーデルマン
『意識と自己』 アントニオ・ダマシオ
『意識』 スーザン・ブラックモア
『脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 』 前野隆司
『「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤』 下條信輔

2018/07/22

脳と意識については分厚くて難解な書籍が多いなか、これは大きくて見やすい図版とともにとても分かり易い説明も相まって入門には最適です。