商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2018/06/13 |
JAN | 9784396344252 |
- 書籍
- 文庫
空色の小鳥
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空色の小鳥
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
ハッピーエンドなのだろう。 私にはよく分からない。 自分の利益のためにしていたはずなのに、最終的には情に流されたのか?
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大金持ち相続争いにおける身内の醜さや、人間関係が不得手な主人公に代わって場を和ませるニューハーフ、厳しい父へ反発してきたけれど人間らしさを垣間見た時の気持ちの変化など、要素の一つ一つは小説の中では珍しくないものだけど、感情の動きやストーリー構成の巧みさによって素晴らしい作品に仕上...
大金持ち相続争いにおける身内の醜さや、人間関係が不得手な主人公に代わって場を和ませるニューハーフ、厳しい父へ反発してきたけれど人間らしさを垣間見た時の気持ちの変化など、要素の一つ一つは小説の中では珍しくないものだけど、感情の動きやストーリー構成の巧みさによって素晴らしい作品に仕上がっている。 大崎さんの作品の中で本や書店をテーマにしたものは言うまでもなく面白いが、本書を初めお仕事小説や少し不思議な物語など幅広く書ける作家さんですね。
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冒頭を読んでもどう展開していくのかが読めない、そして進んでいくにつれページを捲る手が止まらない物語だった。 主人公の敏也が何かを企んでいる不穏な雰囲気は序盤で感じられるが、解説にもある通り、人柄に悪い印象を受けず、ただ世の中を斜に見ているクールな若者という感じがして、より展開が...
冒頭を読んでもどう展開していくのかが読めない、そして進んでいくにつれページを捲る手が止まらない物語だった。 主人公の敏也が何かを企んでいる不穏な雰囲気は序盤で感じられるが、解説にもある通り、人柄に悪い印象を受けず、ただ世の中を斜に見ているクールな若者という感じがして、より展開が読みにくかった(勿論、褒め言葉)。 内容については「血」の繋がりとは何かを考えさせられるものだった。義父の雄太郎氏は決して悪者ではなく、自らの血を残すというのは生物の本能であり、血への拘りを非難することはできないと思う(性悪な伯母や従兄弟は擁護しないが)。物語としては、公では血を重視し認めないながらもお爺ちゃんとして敏也と結希を見守るという締め方は非常に読後感が良い。 「空色の」とタイトルにある通り、空の喩えが多かったのが印象的。初めての作家さんだったが、文章表現が上手だなと思った。
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