やさしいトランス療法

中島央(著者)

• 販売会社／発売会社: 遠見書房
• 発売年月日: 2018/05/01
• JAN: 9784866160498

商品レビュー

2024/01/08

さっぱりわからん（笑）。

言葉遣いはやさしいが、書いてあることの意味がわからない。

「すごく博物学的ですね。」と書かれてあっても、著者が「博物学的」という言葉を用いて、一体何を表現したいのかがわからない。

2019/05/14

　まず、やさしいという言葉には複層の意味が込められているようです。文体はやさしく読みやすい、読者にやさしいが何がわかったかと問われるとむずかしく、これを実践に活かすには臨床経験、臨床催眠などの面接技術、それらに基づいた倫理感が必要であり、これらを無意識に使いこなせることが必要なのかもしれません。こうした、実践が出来たならば、それはクライエントにやさしい療法かもしれないですが、それがセラピストにとってやさしいのかは、まだわかりません。
　個人的には混乱は新たな学習のきっかけになると思うのですが、それは相手を混乱させてこちらが何かをする類ではなく、相手が意識によって新規の学習を除外された状態から、混乱により学習された意識の制限が緩む状態を喚起し、新たな可能性を含む学習もしくは接続を可能にする状態に進む手伝いをするということでしょうか？そうすると混乱しているのは誰のどのパートでしょうか？
　とはいえ実践にとりいれるなら観察する力を鍛えないといけないようです。バラバラに観察するということは心理学的な再構成をしないことなので、心理学的な意味づけ、もしくは一定の参照枠を持っての観察に慣れている人は、混乱することになるのかもしれません。そうなると、頼りになるのは誰のどのパートでしょうか？それは、いつだってあなたとともにいる、あなたにとって頼りがいのあるパートなのかもしれません。