商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/05/01 |
JAN | 9784092897625 |
- 書籍
- 児童書
疾風の女子マネ!
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疾風の女子マネ!
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新米マネージャーが入ったのがきっかけになって短距離チームがあれよあれよという間にインターハイに出場しました、難病少女とエースランナーの絡みもあります、っていうマンガチックなストーリーではあるけれど、マネージャー業のお仕事小説としてはひととおりツボを押さえている。主人公が元バレーボール選手だったというエピソードを掘り下げるとか、陸上の他競技の仲間たちとの交流とかで、続編を書いたら良いシリーズ物になると思うけど……
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疾走感あふれる表現の数々に、自分も身体を動かしたくなること間違いなし!(男子)運動部女子マネの座を狙う咲良(さくら)に春は訪れるのか!?アツくなりたいあなた、必読です。
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高校入学後、男狙いで運動部のマネージャーになろうとしていた咲良。かっこよく走る男子生徒堂本の後ろ姿を追って来たところは、陸上部の練習場所だった。気の強そうな先輩マネージャー直の存在に、止めようと思うが、以外にも直は、咲良を追加のマネージャーにしたがる。半ば無理矢理リレーの選手専属...
高校入学後、男狙いで運動部のマネージャーになろうとしていた咲良。かっこよく走る男子生徒堂本の後ろ姿を追って来たところは、陸上部の練習場所だった。気の強そうな先輩マネージャー直の存在に、止めようと思うが、以外にも直は、咲良を追加のマネージャーにしたがる。半ば無理矢理リレーの選手専属のマネージャーにさせられた彼女だったが、マネージャー室に置かれていた白いキャップをかぶって練習場に出たところ、彼女を見た部員、特に堂本の反応がおかしい。それは、長期に休んでいるもうひとりの先輩マネージャー進藤寺由真のもので、病気入院中の彼女を励ますために短距離チームはリレーで結果を出したいと奮起しているのだと言う。自信の持てないまま、咲良の奮闘が始まる。 挫折を抱えた女子高生が、失敗しながらも周囲と信頼関係を築いていく様子をユーモラスに描く。 *******ここからはネタバレ******* 中学時代全然男っ気のなかった気の強い咲良が、どうして「男狙い」なんてするのか不明ですが、「ギャル」だった彼女が、体育会系の本領を少しずつ出していってしまい、終いにはあの頃の熱まで復活させて暴走してしまうところなどは、自らの苦い経験も思い出してしまいそうな「部活動あるある」ですね。 咲良がバレー部時代に失敗したことをかなり重荷に思っているのはわかりますが、大人の目から見ると、それは不調の彼女を出し続けた監督の采配の責任では?と思ってしまいます。 それにしても、学校生活における部活動の占めるエネルギーの大きいことを改めて実感させられます。 陸上部の大熊先生が非常にいい役。選手のために配った感覚記録用のノートをレコーディンクダイエットに使い、痩せ始めると、「この体をよく見よ」「俺から落ちたもの同じくらいの量のなにかがお前たちの中に蓄積しているはずだ。それをイメージしてみろ」などと言う。 文武両道のこの学校の名前は「青嵐学園高校」。ああ、まさに青春ドラマの舞台って感じです。 「疾風の……」と題されたこの物語は、なぜか思ったほど疾走感がないのですが、それも咲良の試行錯誤なのだと思うことにします。 物語の舞台は高校ですが、読める子なら、中学年からでもイケます。
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