商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎コミックス |
発売年月日 | 2018/05/31 |
JAN | 9784344842342 |
- 書籍
- 文庫
ダブルダディ
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4
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▼あらすじ 家族の縁が薄く施設で育った恭介の前に、五年前に自分を振った彼女が現れた。「あなたの子よ」と小さな男の子を置いてそのまま彼女は姿を消す。身に覚えがほとんどない恭介は、彼女の現在の夫・暁彦を訪ねるが当然間男扱い。DNA鑑定の結果が出るまでの二週間、子どもと暁彦と過ごすことになった恭介は、やがて、不器用で誠実な暁彦に惹かれてゆき……。 *** ストーリーの完全度:高い トーン:シリアス・ほのぼの エロ度:低い 萌え度:高い 総合評価:★4.5 久し振りに野原滋先生の作品を読みましたが、とても面白かったです。最近読んだ子育て系の作品の中では一番ハマったかもしれません。 とにかくキャラクターが凄く魅力的に描かれていると思いました。恭介も、暁彦も、琢己も、皆それぞれ個性が光っていて、読んでいて楽しかったです。 恭介は、ある意味一番意外性のあるキャラクターでした。 こういう作品に出て来る受けって割とテンプレートが決まってると思うんですよね。美人(or平凡)で、性格が良くて、家事スキルがあって、子供にも好かれやすい…。 今回も例に漏れずそういうタイプの受けだろうと思っていたのですが、恭介は何というか…良い意味でクセがあるキャラクターなんですよね。 物語が進むにつれて恭介は徐々に暁彦や琢己に執着していくのですが、恭介の悲しい生い立ちを考えるとその流れも自然で、説得力があるんですよ。 何でも卒なくこなせて時に暁彦から才能を羨ましがられている恭介ですが、実は孤独と寂しさを常に抱えているんですよ。こういう誰にでもある二面性の描き方が凄く上手で、読みながら思わず感心してしまいました。 意外と言えば暁彦もそうですね。 最初は琢己を連れて来た恭介に対しても冷たくて、翔子の愚痴の件もあって琢己に対しても父親としてどれだけ関心があるのか分からなかったのですが、恭介と二人がかりで琢己の世話をするようになってからの暁彦は時に弱音を吐きながらもみるみる良い父親へと成長し、それに伴って私の中の暁彦の好感度もぐんぐん上がっていきました(笑) 確かに、翔子がいた頃の暁彦は父親としては駄目駄目だったのかもしれないけど、暁彦の良いとことろは自分の過ちをちゃんと反省して努力をするところなんですよね。 そして、誰よりも琢己の事を一番に思ってるんです。 DNAの結果を言うと…琢己は誰の子供でもなかったのですが、その後、琢己が一人で外に出て事故に遭ったシーンでは、暁彦が凄く取り乱していて…ああ、血が繋がってなくてもちゃんと父親なんだなぁと胸がジーンとしてしまいました。 この作品はほのぼのとシリアスのバランスが丁度良いので読んでて飽きませんね。 特にほのぼのシーンは癒されまくりでした。大体、琢己が活躍してくれるんですけど、リアルでは子育てに興味のない私でも、琢己みたいな良い子だったら…と、思わず夢を膨らませてしまいました(笑) 母親はどうしようもないクズだったけど、その分、暁彦と恭介が全力で琢己を幸せにしてくれると思うので不安はありません。寧ろ、三人のこれからが非常に楽しみです。いつまでも幸せな家族でいてくれますように!
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ふらりと来た元カノに『あなたの子よ』と子供を押し付けられた受と、元カノの旦那でその子の父親である攻。恋が芽生えるにはちょっと無理がある設定では…?と思ったものの、同居生活を経ていく過程でその辺がきちんと納得のいくものだったので良かった。落としどころの全てが大団円で出来過ぎな気がし...
ふらりと来た元カノに『あなたの子よ』と子供を押し付けられた受と、元カノの旦那でその子の父親である攻。恋が芽生えるにはちょっと無理がある設定では…?と思ったものの、同居生活を経ていく過程でその辺がきちんと納得のいくものだったので良かった。落としどころの全てが大団円で出来過ぎな気がしないでもないけど、ファミリーものなのでそれも良し。あったかいお話でした。
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