商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/05/15 |
JAN | 9784062939096 |
- 書籍
- 文庫
可愛い世の中
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商品レビュー
3.5
35件のお客様レビュー
結婚式の準備に明けくれる豆子__湯水の如く溢れ出す不満はとどまること知らず。お金がなくなると心の余裕がなくなるとはこのことか。ミステリーじゃないのに味わえるスリル感が面白かった!正直、結婚式やめてしまえと何度も思った。
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いい話だった。 いつだったかどこでだったか何もかも忘れてしまったが、この本を何かで知って、ほしいものリストに入れていた。で、買ったのも随分前だったが、ようやく何かの拍子に手にとって、読み終えた。当時付き合っていた人にもこの本をなんとなくで勧めて、読んでもらった覚えがある。自分は読...
いい話だった。 いつだったかどこでだったか何もかも忘れてしまったが、この本を何かで知って、ほしいものリストに入れていた。で、買ったのも随分前だったが、ようやく何かの拍子に手にとって、読み終えた。当時付き合っていた人にもこの本をなんとなくで勧めて、読んでもらった覚えがある。自分は読んでないのになぜ勧めたかは覚えていないが、とにかくそれで読み終わった彼女がどう反応をしたか……それも詳しくは思い出せない。ただ微妙な反応だったことは記憶にある。読み終えた今だからわかることだが、この本を勧める彼氏とはどういうことなのか、なぜこの本を私に読ませたかったんだろうと、当時の彼女は悩んだに違いない。 さて、この作品は広く男女をテーマにしていると言っていい。女性の自立とはどういうことか。女性が自立しているとはどういうことか。ここにはある種のバランス感覚が求められるが、それがかなり巧みなしかたで、釣り合いのとれた筆致をもって描かれていた。 主人公の豆子には多くの点で共感した。色んなところで自分を見ているようだった。時折、豆子の考えに「いや、そうかなあ」と反論しそうになるのだが、それはたぶん自分自身への反論であり、そのときの俺は知人や世間の「一般的な感覚」を代弁しているだけだった。当時どういうわけかこの本をほしいものリストに入れて読んでもないのにわざわざ彼女に勧めた自分の嗅覚は、結果的になかなか鋭かったなと思う。 あと鯛造がなんともいいやつで、最後のホテルでの二人の会話なんかを見てるとこの夫婦はほんと相性いいんだろうなと思わされた。
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わたしだけじゃなかったけど、わたしは、どこまで認められたくて、その上でこんなにも卑屈なのだろうかね 自分を貫きたいのではない、そうするしかないこと、豆子えらいよ、どうにか楽しく生きていて欲しい
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