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スーツケースの半分は 祥伝社文庫
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スーツケースの半分は 祥伝社文庫

近藤史恵(著者)

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スーツケースの半分は 祥伝社文庫

682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2018/05/11
JAN 9784396344177

スーツケースの半分は

¥682

商品レビュー

4

332件のお客様レビュー

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2026/03/23

海外旅行というものは不思議なもので、行きと帰りで荷物の量が変わらない人は、まずいない。十人いれば九人は帰りのほうが多いだろう。理由は簡単で、お土産である。 観光して、美味しいものを食べて、そして買い物をする。これが旅の三点セットだ。買い物をしないという人は、よほどの達人か、ある...

海外旅行というものは不思議なもので、行きと帰りで荷物の量が変わらない人は、まずいない。十人いれば九人は帰りのほうが多いだろう。理由は簡単で、お土産である。 観光して、美味しいものを食べて、そして買い物をする。これが旅の三点セットだ。買い物をしないという人は、よほどの達人か、あるいは少し変わった人だと思う。 実際、私の友人にそういう人物がいる。これまで三度ほど一緒に海外へ行ったが、彼の荷物はいつも機内持ち込みのボストンバッグひとつ。現地で何も買わない。加えて、どこへ行っても日本語しかしゃべらない。それでいて困っている様子もなく、「大丈夫、大体通じるから」と言ってのけるのだから大したものだ。旅の達人というより、もはや一種の生き方である。 そんなことを思い出しながら、本書のタイトル「スーツケースの半分は」を眺める。なるほど、最初から半分は空けておきなさい、ということか。帰りにはそこをお土産でいっぱいにするために――と、ついそんな実用的な意味を考えてしまう。 だが、この本を読んでみると、その「半分」はどうやら別のもので満たされるらしい。 青い革のスーツケースが、人から人へと渡っていく連作短編集。旅をする女性たちの、ささやかな揺らぎや迷いが描かれている。 三十歳を目前にした四人の女性たち。まだ若いとも言えるし、もう若くないとも言える年頃だ。未来はいくらでもあるようでいて、実はそうでもない。今の延長線上に、自分のこれからが見えてしまう。そんな微妙な立ち位置にいる。 結婚した真美。華やかに見える花恵。自由に生きるゆり香。仕事にしがみつく悠子。 それぞれが、それぞれの場所で、少しだけ立ち止まり、少しだけ迷っている。 そして彼女たちは、旅に出る。 遠くへ行くと、自分がよく見える、などと言うと少し大げさかもしれない。けれど、日常から離れてみると、「このままでいいのか」とか、「本当はどうしたいのか」といった声が、普段よりもはっきり聞こえてくるのは確かだ。 だから帰りのスーツケースは重くなる。お土産だけではない。行きには入っていなかったものが、いつの間にか詰まっている。 ほんの少し整理された気持ちだったり、うまく言葉にできない決意だったり、あるいは「まあ、これでいいか」という小さな納得だったり。 タイトルの「半分」は、そういうもののことなのかもしれない。 少なくとも、あの友人のボストンバッグにも、見えない何かが詰まっている――そう思うことにしておこう。

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2026/03/17

読むの2回目。初めて読んだのは多分留学中。 いろんな旅の形があって、旅を通してのいろんな感情のあらわれが描かれてて改めて好きな作品 社会人になって読むと感じ方がちょっと変わってたり。登場する女性陣は基本的に30前後やから少し上やけど、いろんな人がいて、旅のきっかけとか旅に対する...

読むの2回目。初めて読んだのは多分留学中。 いろんな旅の形があって、旅を通してのいろんな感情のあらわれが描かれてて改めて好きな作品 社会人になって読むと感じ方がちょっと変わってたり。登場する女性陣は基本的に30前後やから少し上やけど、いろんな人がいて、旅のきっかけとか旅に対する思いも人それぞれ。 ひとつのスーツケースが、いろんな人に連れられてたくさんの世界を見てっていうのは羨ましい。 旅先で手に入れたものを身につける っていうの素敵やな。 多分当時も思ったんかな?マーカーしてたけどやっぱり忘れてしまうもので。あのときから旅はそれなりにたくさんしてきたし、旅先でものを買ったりもしたけど、基本的には結構安物をパッて買って別に旅行中の間だけでいいや〜くらいの考え方やったから。 ひとつは自分のずっと使えるもの買ってみてもいいかもね:)

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2026/03/02

一気に読んでしまった!!人それぞれに合った旅の楽しさや日常の生活を感じられた。私も、やりたいことはやる、行きたいとこにはいくぞと思えた。

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