幕末・明治偉人たちの「定年後」 知られざる晩年から学ぶ人生の仕上げ方

河合敦(著者)

• 販売会社／発売会社: WAVE出版
• 発売年月日: 2018/04/16
• JAN: 9784866211343

商品レビュー

2023/12/05

幕末・明治の偉人がどのような人生を歩み、どのような晩年を迎えたのか、人物伝形式でわかりやすくまとまられている。

晩年はその人物の性格、考え方、それまで歩んできた軌跡、築いてきた人間関係などが少なからず影響を与えるものである。
プレ更年期の人も、あるい壮年・中年の世代も、この本を読むことによってどんな晩年を過ごしたいのか、今の人生を含めて考えるきっかけになるのではないだろうか。

2021/06/27

○維新の英傑の長い老後：勝海舟、榎本武明、副島種臣、板垣退助、山形有朋
○生涯現役を貫いた人：前島密、北里柴三郎、東郷平八郎、渋沢栄一、秋山好古
○隠居暮らしという選択：島津久光、高橋泥舟
○波乱万丈転変の人生：福地源一郎、林忠崇、新撰組隊士・永倉新八、斎藤一

2018.4.24第1版第1刷　図書館

2018/07/03

ゆっくり読めなかったので感想が浅いです。すみません。

「誰誰と言えば〇〇した人」という感じで印象的な偉人はたくさんいますが、その人たちがその後、どう過ごしたかは意外と知らないことが多いです。例えば私の大好きな勝海舟様だと「西郷と会談して江戸の無血開城した人よね～」ということでは印象に残りやすいのですが、それ以外のエピソードはよく知らないという方もいると思います。この本は、幕末・明治期に活躍した偉人の晩年のエピソードが満載です。
正直「こんな話まで(笑)」というのもあったので楽しく読ませていただきました。
（残念ながら図書館で借りたため次の予約の催促が入り、渋沢栄一様までしか読めなかったのでもう一回予約かけてやろうと思ってます）

ページをめくると一発目が勝海舟様♪篤姫に対する江戸城退去のための説得が勝様らしくて笑えました。
次はこれまた私の大好きな榎本武揚様♪以前小日向えりさんの著書で知った石鹸づくりのエピソードが載っていてちょっと嬉しかったです。

よく考えたらこの2人、晩年に福沢諭吉様に「幕臣だったくせに手のひら返しやがって」と批判されたんですよね。私はこの2人が大好きなので内心「このやろう諭吉め」と思ってましたが、こんなこと思ってるから私の財布には諭吉が来てもすぐに去ってしまうのかもしれない・・・。

そのほか掲載されていた人は、
・板垣退助
・前島密
・北里柴三郎
・山形有朋
・東郷平八郎
・永倉新八、斎藤一
などなど・・・でした。

北里柴三郎様の生き方が男前で好きになりました。いえもともと好きでしたが。山形有朋の権力へのしがみつき方は完全に老害。絶対部下に嫌われてたと思う。