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辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦
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辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

高野秀行(著者), 清水克行(著者)

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辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社インターナショナル
発売年月日 2018/04/01
JAN 9784797673531

辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

¥1,650

商品レビュー

4.3

33件のお客様レビュー

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2025/01/30

世界の辺境と日本の中世。ノンフィクション作家と歴史家。 そんな二人が本の魅力を語り合う、ガチンコ読書対談。 ・はじめに 第一章『ゾミア』 第二章『世界史のなかの戦国日本』 第三章『大旅行記』全八巻  第四章『将門記』 第五章『ギケイキ』     第六章『ピダハン』 第七章『列島創...

世界の辺境と日本の中世。ノンフィクション作家と歴史家。 そんな二人が本の魅力を語り合う、ガチンコ読書対談。 ・はじめに 第一章『ゾミア』 第二章『世界史のなかの戦国日本』 第三章『大旅行記』全八巻  第四章『将門記』 第五章『ギケイキ』     第六章『ピダハン』 第七章『列島創世記』 第八章『日本語スタンダードの歴史』 ・おわりに 「ゾミア」・・・古い生活を残すことで定住型国家から逃げた地域。 「世界史のなかの戦国日本」・・・蝦夷地・琉球・対馬は、    最先端の辺境だった。中央よりも外へ。広い海へ。 「大旅行記」・・・イスラム繋がりの世界を巡る約30年の旅。 「将門記」・・・日本最初の軍記物は当時の武士と戦闘のリアル。 「ギケイキ」・・・きちんと「義経記」を基にした現代義経が    語る、パンクなピカレスクロマン。 「ピダハン」・・・アマゾンの少数民族ピダハンの、   無い物尽くしの文化と常識。数も左右も呪術も神話も無い。 「列島創世記」・・・古墳時代までの先史時代の日本を    認知考古学で紐解く。キーワードは「凝り」。 「日本語スタンダードの歴史」・・・室町時代末期から芽生えた   標準語。近世に地方に拡散し、明治時代にも影響が。 ヤバい面白い本がてんこ盛りの読書対談集。 辺境と歴史の怪書や驚書が語られ、文中にもヤバい本が登場。 細川重男「頼朝の武士団」は近々読む予定だったから、 なんか嬉しくなってしまった。つーか、読みたくなる本が 多くて悩ましい。だって辺境と歴史だもの。興味津々。 だから“おわりに”の教養の話も心に響くものがあった。 とりあえずこれらの本が近所の図書館の蔵書にあるのを確認。 でもその前に、高野氏と清水氏の本も、更に読みたいなぁ。

Posted by ブクログ

2024/08/27

はじめに 清水氏 「世界の辺境とハードボイルド室町時代」で対談をした高野氏と清水氏。その続編をという要望はあったが、高野氏は、いや二番煎じになるので、これからはそれぞれの分野に立ち返ろうということになった。  だが、交流は続き、そのつど話題にでるのが「ゾミア」という本。高野氏に言...

はじめに 清水氏 「世界の辺境とハードボイルド室町時代」で対談をした高野氏と清水氏。その続編をという要望はあったが、高野氏は、いや二番煎じになるので、これからはそれぞれの分野に立ち返ろうということになった。  だが、交流は続き、そのつど話題にでるのが「ゾミア」という本。高野氏に言われ読んでみようか、と言ったところ、高野氏から、それなら1冊といわず共通の本を選んで読書会を開いたら、という話にはり、編集者も同席していたため、この企画が走り出した。 対談は3か月に1冊の割合で8回、2年間にわたって行われた。集英社の機関誌「kotoba」に連載された。次の課題図書は一つの対談がおわるたびにその都度考えた。結果的に一つの本から生まれた疑問をもとに次の本が選定され、さらに考察が深まるという、毎回の話題に柔らかい連関が生まれた。 扱われる世界も「ボーダーレス社会」(1.2.3章)→「自力救済社会」(3.4.5章)→「無文字社会」(6.7.8章)、とゆるやかに変化した。 1章「ゾミア 脱国家の世界史」ジェームズ・C・スコット著(1936-2024.7.29)2009発表、日本版2013 2章「世界史のなかの戦国日本」村井章介著 3章「大旅行記」イブン・バットゥータ著(1304-1368) 4章「将門記」作者成立年不明 平将門の乱の軍記物語 5章「ギケイキ 千年の流転」町田康著 2016刊 6章「ピダハン」ダニエル・L・エヴェレット著(1951- )2008発表 日本版2012 7章「全集日本の歴史第1巻 列島創世記」松木武彦著2007刊 小学館 8章「日本語スタンダードの歴史」野村剛史著 2013刊 おわりに 高野氏 読書会は約3時間あまり。しかしテーマ本や関連本まで読むと準備が半端ではない。しかしこの読書会で、正面からテーマ「辺境と歴史」に向き合うこととなった。そして見えてきたものは、「自分が今ここにいる」という実感、そして「これがいわゆる教養ってやつじゃないか」 「ここではない何処か」を時間(歴史)と空間(旅もしくは辺境)という二つの軸で追及していくことは「ここが今どこなのか」を把握するための最も有効な手段なのだ。その体系的な知識と方法論を人は教養と呼ぶのではなかろうか。 「ゾミア」、「ピダハン」、「大旅行記」を読んでみたい。 2018.4.10第1刷 図書館

Posted by ブクログ

2023/09/24

ずっと積読だったんだけど、もっと早く読めば良かった。誰かと同じ本を読んで語り合うって、すごく豊かな時間の使い方だなあ。

Posted by ブクログ