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快読シェイクスピア 決定版 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/03/28 |
JAN | 9784101252537 |
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快読シェイクスピア
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快読シェイクスピア
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
数年前、大学の授業で「ハムレットの幻覚」という論文から示される「実はハムレットが先王殺害犯」説に衝撃を受け、それ以来、シェイクスピアを心理学的に読んでみたかった。 本書は、日本における臨床心理学、ユング心理学の大家である河合隼雄先生と翻訳家の松岡和子さんの対談形式の作品批評。「~...
数年前、大学の授業で「ハムレットの幻覚」という論文から示される「実はハムレットが先王殺害犯」説に衝撃を受け、それ以来、シェイクスピアを心理学的に読んでみたかった。 本書は、日本における臨床心理学、ユング心理学の大家である河合隼雄先生と翻訳家の松岡和子さんの対談形式の作品批評。「~幻覚」ほど斬新で鋭い見方はなく、日本的にほんわかムードで語られていくが、ロミオとジュリエットが青少年の発達心理学的見地、マクベスが臨床心理学的見地、そしてリチャードⅢ世がなんとアドラー理論に合致と教示され、改めてシェイクスピアの才能に驚かされた。これらの根拠は、舞台構成や台詞の中に密かに散りばめられており、素人がボーッと( ゜o゜)見ていても分かりゃしない。 シェイクスピア劇を観たいと思う方にとっては、親しみやすい教則本となるだろう。ただ対話形式なので広がりはあるが、掘り下げが浅いのが残念。 (やはり私は、「~幻覚」のような晴天の霹靂的批評を欲します。)
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河合さんの最初の著作の「ユング心理学入門」からすでに、シェークスピアは引用されている。 しかし、私はシェークスピアの本を一冊も読んでいない、映画も。 それでとりあえず、この本を読めばなんとなく全体像がつかめるのでは?、という感じでこの本を読みました。 ★「ユング心理学入門」文庫本...
河合さんの最初の著作の「ユング心理学入門」からすでに、シェークスピアは引用されている。 しかし、私はシェークスピアの本を一冊も読んでいない、映画も。 それでとりあえず、この本を読めばなんとなく全体像がつかめるのでは?、という感じでこの本を読みました。 ★「ユング心理学入門」文庫本P174 ショーぺンハウアーは、「夢においては、だれもが自分自身のシェークスピアである」と言った (「無意識の構造」p58にも同様の引用あり) ★老いの様式p48「生きとし生くるものは、死なねばならぬ。しかし、その死は自然から永遠への通路に過ぎぬ」(ハムレット) ★とりかえばやp108 十二夜の「ヴァイオラとルッィドール」関係図(この本のと同じ) ★仏教が好き p211「マクベス」のなかのマクベス夫人の言葉に「望みは遂げても、満足がない」いうのがあります。それがいまの日本の状況です。みんな金があって、家買ったり、何かしとるのに、だ-れも満足していない。仏教の安心というのとは、対極みたいなものでしょう。」 ★私が語り伝えたかったことp245 「ペリクルーズ」という劇の講評(これは河合隼雄 追悼本P223河出書房にもある) ★ナバホの旅 p115 ★影の現象学 p54 にも引用あり ハムレットの映画をAmazonprimeでみました、ミレーのオフィーリアのあの絵はこの場面の描写だったんだ!!とわかりました。もうひとつ、気づいたのは、最後のレアティーズとの決闘で、どんどん怪我したり死んだりしていくのに、だれも取り巻きが救護しない、といのが奇妙? シェークスピア劇にはグロいものは観客には見せない法則があるのかな?剣で刺されたら死ぬことになっている?子供のチャンバラ遊びのような法則。 この本は、松岡和子さんをヨイショする本なのでは?河合さんは幇助犯みたいな感じ。読み進めると松岡さんのシェークスピアの大家(オーソリティ・権威)という姿をつくりあげようとしている感が・・ シェークスピアを知ることがそんなにすごい、人に自慢できることなのか?私には(私には縁のない)金持たちで楽しむ舞踏会のように思える、観劇もしかり。 そのころの「彩の国さいたま芸術劇場」という建造物自体がお金持ちの為にある建造物に見える、東京には同様な建物がいっぱいあるのに・・なにも埼玉につくらんでも・・ なぜ?夏目漱石と同じようにシェークスピアはもてはやされるのか、同様の並ぶ戯曲家はいなかったのか? 「ウィリアムシェイクスピアを嫌った5人の作家」というサイトがあった。ロード・オブ・ザ・リングの作者はシェイクスピアがきらいだったなど、『なるほどなるほど』である。 河合さんは、ほんとはシェークスピアの戯曲は好きじゃなかったじゃないかな?中学時代に読まされて、良い印象を持たなかったという行もあったし。晩年になって河合さん自身が文化人たちと同列になってきて、もう少し上にという時に、文化人たちがシェークスピアの話で盛り上がっているのを小耳にはさんで、しかたなしに(たぶん1週間ぐらいで全部)読んで「すごくいい」なんて、忖度的な評価をしたのでは?河合さんは結構みえっぱりだからな〜 歳をとり有名になると皆さん見栄っ張りになる。大臣になんかならなければ良かったのに・・河合さんであってもおだてられて「魔が差す」ことはあるのだ、自分も肝に銘じたい。
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河合隼雄さんに松岡和子さんの対談ときたら、面白くないはずがありません‼️ 冒頭から、伝承では16歳だったジュリエットの年齢を14歳に設定し、僅か一週間のドラマとして完結させたシェイクスピアの天才を語るお二人。その「天才」を河合さんの先導によって読み解いてゆく愉悦。 古書店の10...
河合隼雄さんに松岡和子さんの対談ときたら、面白くないはずがありません‼️ 冒頭から、伝承では16歳だったジュリエットの年齢を14歳に設定し、僅か一週間のドラマとして完結させたシェイクスピアの天才を語るお二人。その「天才」を河合さんの先導によって読み解いてゆく愉悦。 古書店の100円均一で見つけた一冊。
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