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砂の王宮 集英社文庫
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砂の王宮 集英社文庫

楡周平(著者)

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砂の王宮 集英社文庫

1,133

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2018/03/20
JAN 9784087457117

砂の王宮

¥1,133

商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

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2025/03/07

いろんな業界を取り上げて小説を書く楡周平さんが、流通業界を舞台に描いた作品。モデルはダイエーの故・中内功会長と言われている。 小説の主人公である塙太吉は、戦後の神戸の闇市で薬屋を営み、スーパー『誠実屋』を開業、飛躍的に急成長した店は全国展開をしていく…このストーリーはまさにダイ...

いろんな業界を取り上げて小説を書く楡周平さんが、流通業界を舞台に描いた作品。モデルはダイエーの故・中内功会長と言われている。 小説の主人公である塙太吉は、戦後の神戸の闇市で薬屋を営み、スーパー『誠実屋』を開業、飛躍的に急成長した店は全国展開をしていく…このストーリーはまさにダイエーそのものだ。 実際の小説の展開にも、いくつかダイエーで語り継がれている逸話と同じような話が描かれる。 ・安売を続けるために、メーカーがつけた商品の製造番号を削り取る話。 ・出店した地域の地元商店街との軋轢を生む話。 ・◯円以上買う客に映画のタダ券をあげるという商法。 ・新婚旅行を仕事のために早めに勝手に切り上げたこと。 ・牛肉を安く売るために牧場までつくること。 ・後継者に悩み、だんだんと商売に翳りが出てくること。 これらに加え、小説の塙会長はもっとドラマチックに、殺人事件の疑いをかけられたり、婚外子と対決したり…結局は脳内出血で倒れ、85歳で帰らぬ人となる。(中内会長は83歳で逝去)『砂の王宮』というタイトルがそもそも…

Posted by ブクログ

2024/03/02

ダイエーの話? 金を儲けるためには新しい事をする。 需要を見つけ出し、それを供給する。 当たり前だけど難しい事だよな。

Posted by ブクログ

2023/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ダイエーの創業者・中内功を彷彿とさせる経営者塙太吉を主人公とした物語。 前半は彼の成功ストーリー、後半は現代に飛びミステリ匂いをさせたエンタメ小説の構成。前半はビジネスマンとしては非常に興味深かった。まるで経営の教本のような展開。その中で相棒の失策や乗っ取り屋の陰謀に巻き込まれていき絶対絶命のピンチに…。そのピークで第2章、急に現代になり語り手も別人に変わるため少し拍子抜けしたが、そこから現代の経営者が抱えるスーパーの経営課題や一族経営企業の相続問題が入り混じり繋がっていく。タイトルの「砂の王宮」、塙が作り上げた帝国が代替わりですぐに脆く崩れることを表現したものであるが、一方で婚外子で敵として現れた瀬島が血を引き継ぎ別の砂の王宮を築いていくかもしれないという示唆で終わるのは非常に面白く、綺麗なエンドだと思う。 前半は塙に感情移入しピンチでは悔しい思いに駆られるが、後半は商業界のドンとして少し憎たらしい存在で登場し直す。ただ前半の苦労談を知っているからこそ、表面上の正義を語る瀬島よりも塙に肩入れしてしまう。一方で瀬島の語る理論はどれも理想や競争の世界では通用しない考えでありイライラさせられるが、最後はその理想を形にするべくビジネスとして行動する。登場当初から良い奴であるが行動は間違っているのではと思わせるも最後に応援したくなる人物として描き終えるのも非常に良い。この2人の人物描写が上手く憎い。

Posted by ブクログ