1,800円以上の注文で送料無料

酸っぱいブドウ/はりねずみ エクス・リブリス
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

酸っぱいブドウ/はりねずみ エクス・リブリス

ザカリーヤー・ターミル(著者), 柳谷あゆみ(訳者)

追加する に追加する

酸っぱいブドウ/はりねずみ エクス・リブリス

2,530

獲得ポイント23P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2018/02/24
JAN 9784560090558

酸っぱいブドウ/はりねずみ

¥2,530

商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/16

すごく短い文章の中にさまざまな人生が散りばめられているシリア文学 理不尽なことや、暴力などなどさまざま ときどき皮肉な結末があったりもするし クワイク街区の中に引き込まれていきそうで怖い が、どの人物もとてつもなく強い!そして弱い どちらかと言うと「はりねずみ」のほうが読みやすか...

すごく短い文章の中にさまざまな人生が散りばめられているシリア文学 理不尽なことや、暴力などなどさまざま ときどき皮肉な結末があったりもするし クワイク街区の中に引き込まれていきそうで怖い が、どの人物もとてつもなく強い!そして弱い どちらかと言うと「はりねずみ」のほうが読みやすかった。 少年の猫、壁、鳥、樹と話しながら生きていく姿は無邪気ではあるが、なんとなくすべてを悟っているような強さを感じる やはり皆強い!いや、弱いのかな

Posted by ブクログ

2024/06/21

なんとなく星新一のショートショートみたいな雰囲気を感じた。 生きる力が伝わってくるような、それでいて生きる力をへし折ってくるようなバイタリティのある物語で、読むのにバイタリティのいる物語。 言論統制されてるシリアの作家ということで風刺性があるようだけど、その辺は勉強不足かいまいち...

なんとなく星新一のショートショートみたいな雰囲気を感じた。 生きる力が伝わってくるような、それでいて生きる力をへし折ってくるようなバイタリティのある物語で、読むのにバイタリティのいる物語。 言論統制されてるシリアの作家ということで風刺性があるようだけど、その辺は勉強不足かいまいちよくわからなかった。 ★3か4で迷って4にした私には、いい本に出会ったと思いたい「甘いレモンの理論」が働いているかも。

Posted by ブクログ

2024/04/19

お、おもしろい! この表現は、今はアウトかな… でも、エネルギーがある。ガッツがある。暑苦しい…全然目指してない世界。でも、すごい。 世界が違うとはこのことで、外国かぶれを名乗りながら、憧れの対象にはならないし、なるべくなら行きたくないと感じてしまう。 その一方でこの猥雑な強い...

お、おもしろい! この表現は、今はアウトかな… でも、エネルギーがある。ガッツがある。暑苦しい…全然目指してない世界。でも、すごい。 世界が違うとはこのことで、外国かぶれを名乗りながら、憧れの対象にはならないし、なるべくなら行きたくないと感じてしまう。 その一方でこの猥雑な強いエネルギーを目の当たりにしてみたいという、怖いもの見たさな気持ちもわいてくる。 でも、本当に相当な覚悟が必要なことはわかる。 作者もイギリスに避難しているらしいが、 それでも祖国を捨てておらず、何度も「里帰り」もしているし、母語で書いているとのこと。祖国への思いを感じる。 「酸っぱいぶどう」話により、生理的に受けつけない人はいると思います。万人受けではない。 キレイな日本しか知らない人はダメかも… 性暴力を受ける女性、性的にたくましい女性、どちらも出てきます。 さらに暴力、貧困、カネ…いろいろ出てきます。 スゴいです… 「はりねずみ」たくましく、でも木や壁や猫とも会話ができる、子どもの視点の作品。勝手に5歳児くらいをイメージ。自分とその家族の物語。最終章では30年後が描かれる。 どちらもちょっとマジックリアリズムテイストあり。SFではないけど、異界も身近にある… そして、ざわざわしている中、自分の世界だけが無音のような感覚を思い出す、不思議な作品でもありました。 最近いろいろな国の文学に触れておこうとしているシリーズ(自分として)。 アラブ系は、本当に初めて。 訳者の方のチャレンジに感謝。 図書館で、私の前に借りた方の記録が挟まれていて、次の参考にさせていただき(笑)。 戦争も侵略も、小競り合いもない方がいい。 なくても社会が成熟していくのが一番良いのですが… 本書は、それがある故のパワーを感じる作品。だから辛い部分も、楽しい部分も共存している。 2024.3.18から読み始め。だいたい1ヶ月弱で読了。たやすくはなかったけれど読み応えのある1冊でした。 星4つは少ないですが、4.6くらい。満点ではない。 やっぱり暴力やレイプ、セックスがらみの話は少し腰が引けてしまう…

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品