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チンプイ(新装版)(4) てんとう虫C
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チンプイ(新装版)(4) てんとう虫C

藤子・F・不二雄(著者)

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チンプイ(新装版)(4) てんとう虫C

599

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2018/02/28
JAN 9784091426352

チンプイ(新装版)(4)

¥599

商品レビュー

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2024/07/26

てんとう虫コミックスで初めて『チンプイ』を読みました 昔アニメは観ていましたが、なにせ30年ほど前だし、漫画で読むのは初めてだしでとても感慨深かったです 遠く離れた星の王国の王太子から求婚される、地球の日本のごく平凡な女の子…というある意味シンデレラストーリーなお話だけど、その女...

てんとう虫コミックスで初めて『チンプイ』を読みました 昔アニメは観ていましたが、なにせ30年ほど前だし、漫画で読むのは初めてだしでとても感慨深かったです 遠く離れた星の王国の王太子から求婚される、地球の日本のごく平凡な女の子…というある意味シンデレラストーリーなお話だけど、その女の子であるエリちゃんが持つ潔癖さや意志の強さがとても素敵 でも彼女は年相応の子供らしいさぼり癖や甘えんぼな側面もあるし、居候のチンプイの科法(魔法)をちゃっかり頼りにしたりもする あとやっぱりワンダユウさんの暴走が面白い! 既刊4冊の感想をまとめてこちらに箇条書きします 1巻 ・初めてチンプイとワンダユウさんがやってきた回はアニメで見た記憶通りだったけど、チンプイが最初からエリちゃんと仲良くなりたがるところや、エリちゃんはまだ子供だしルルロフ殿下との婚約はまだ早いんじゃないかなーって慮ってくれるところが、うれしい お守り役兼ルルロフ殿下との仲立ち役という前に、ふつうの友だちだよって思ってるのいいなあ チンプイが動くぬいぐるみのふりをしたり、エリちゃんに作ってもらったラーメンをズルズル食べるところ可愛いし、ぬいぐるみに人の人格を宿らせる科法のお話も好きすぎる オチがぬいぐるみが勢ぞろいするところがいい ぬいぐるみネタが多くていい それらのネタに関わる、エリちゃんがひそかに慕うボーイフレンドの内木さんもほんといい子 チンプイが笑うとき、( =^ω^)キキーっって笑うけど、サルに近いの? でもネコのことを怖がってる、だからネズミなんだろうけど… ドラえもんと会ったらどうなるんだろう チンプイ「ネコ? タヌキじゃなくて~?」 ドラえもん「ネズミ? サルみたいなのに~?」 って、お互いにお前なんか怖くないぞ! ってぷりぷりケンカしたりするんだろうか その後で、お互いが世話してる子のグチを言い合ったり、良いところや大好きなところも言い合って、結局マブダチになったりしてほしい (のび太とエリちゃんが「あのふたりなにを話してるんだろ?」って不思議がるコマで終わる感じで) 2巻 ・捨て犬を拾ってしまったエリちゃんがチンプイの助けで新しい飼い主を見つけてあげるも、実は捨て犬は迷子犬で元の飼い主と新しい飼い主の間で板挟みになる話で、なかなかの解決法を繰り出されて面食らった 記憶の引き継ぎも出来るクローニングは凄いですね あと新しいおうちでの犬の名前がベンジーだった ちいベンジーですね ルルロフ殿下の婚約者候補のダルーサがエリちゃんの身辺を探りに来る話が好きすぎる エリちゃんとダルーサが友達になってほしい 殿下がむしろ邪魔なんよ タイムマシンで恐竜に会いに行ったり、地球のあちこちの史跡を観光したりとF先生っぽさあふれるエピソードもじんわり癒されます そしてこういう時の背景や生物の描き込みが素晴らしい 3巻 ・ドラえもんのシャーロック・ホームズセット的な科法グッズがほっこりです ひみつ道具っぽい科法グッズってわりと出てきますね ワンダユウさんも逆らえないお偉方が地球に来訪するも、エリちゃんの優しさポテンシャルでめでたしめでたしになる話も凄く好き エリちゃんは当たり前のことを当たり前にしただけなんだろうけど、なかなか出来る事ではない ましてや科法も無しで! ワンダユウさんがガールフレンドロボットを悪用する話も好きです ロボ子とどっこいどっこいのポンコツぶりがたまらん 4巻 ・大江山のジレンマの話が好き すごくテクニカル 星を買う話もいいですが、地球人は宇宙人から見たら宇宙人だぞの話もいい そしてアニメで見ていて一番好きだった、エリちゃんのお姉さんのマリ姉さんの話が読めてうれしい でも、てんとう虫コミックスでは最終回らしくはないエピソードで終わってしまった チンプイってそうだったのか でもやっぱり、まだ12歳の女の子が地球外生命体から強引な求婚を受ける、そして色んな動物型宇宙生命体にプライバシーを晒されるという話にも読めるわけで、意識的に心を寛容にして読まないと神経質な反応をしてしまいそうになる ルルロフ殿下の母上は11歳で結婚してその年にルルロフ殿下を生んだ、というエピソードは(これはアニメであったかな? だいぶアレだな)と感じざるを得ない 『源氏物語』での光君の息女の明石中宮並みのエピソードなので、もしこれから新たにアニメ化されるとしたらそのあたりは改編されるのだろうか それとも映像化は手付かずになるのだろうか

Posted by ブクログ

2021/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・わたしを科法で病気にして!! ・神界先生のお告げは? ・わらべ歌の秘宝 ・大江山の悪だくみ ・パパ、念願の運転免許 ・おし売りおことわり!! ・苦しい断食祭 ・ヒミツのバードウォッチング ・エリさま記憶そう失!? ・ボク、バブバブ… ・貧しくも誇り高く ・エリさまの絵が130億円! ・魅惑のマール料理 ・エリさまは幸運の女神!? ・遠い思い出 どんな国 なの、 えーとその ……。 イセルーマ! なんど いっても おぼえてくれ ないんだから。 という会話が「エリさま記憶そう失!?」の回にある。 おそらく「ドラえもん」関連ムックか何か雑誌の中に転載されていたんだと思うが、その後20年以上反芻していたこのエピソードに、再会したかった。 「ドラえもん」でも未来ののび太が現在に来たり、現在ののび太が未来に行ったりする回があるが、そのとき未来のび太はドラえもんを見ても、大感激で泣き喚いたりはしない。 大人になってイマジナリーフレンドを必要としなくなったからこそ、一見クールな反応だが、実はほんわか嬉しさを感じている、しかしわざわざ大騒ぎしたりはしない。 「チンプイ」のこの話では、未来のエリが同じ振る舞いをするが、話の構成はより突っ込んだものになっている。 何せチンプイもワンダユウも当初はミライのエリ(妃殿下)の里帰りだと知らないからだ。 いわば「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」のような記憶埋め込みが行われ、不穏さがちょっぴりあるからこそ、少年の自分に強いインパクトを与えたのだろう。

Posted by ブクログ

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