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げんげ 新・酔いどれ小籐次 十 文春文庫
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げんげ 新・酔いどれ小籐次 十 文春文庫

佐伯泰英(著者)

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げんげ 新・酔いどれ小籐次 十 文春文庫

803

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/02/09
JAN 9784167910112

げんげ

¥803

商品レビュー

3.5

9件のお客様レビュー

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2026/07/17

百万都市・江戸の治安を一手に担ったのは町奉行所であった。そこは現代でいえば、警察と裁判所の役割を併せ持つ組織でもある。奉行を頂点に、南北奉行所それぞれが与力25名、同心100名で構成されていたが、町人50万人の人口に対し、南北合わせても陣容はわずか250人ほどにすぎない。しかも...

百万都市・江戸の治安を一手に担ったのは町奉行所であった。そこは現代でいえば、警察と裁判所の役割を併せ持つ組織でもある。奉行を頂点に、南北奉行所それぞれが与力25名、同心100名で構成されていたが、町人50万人の人口に対し、南北合わせても陣容はわずか250人ほどにすぎない。しかも犯罪捜査など、いわゆる警察業務の前面に立つのは、南北合わせて30名程度の同心であった。 これほどの少人数で、果たして治安は維持できるのか。可能にした要因の一つは、町の自治組織が高度に機能していたことである。 交番の元祖ともいわれる自身番は、町役人の一人である家主の事務所を兼ね、大きな町内では一つ、小さな町内では複数の町が共同で設けていた。夜は家主や当番の店子、雇い入れた者が詰めていた。さらに、各辻や長屋から表通りへの出入り口脇に設けられた木戸番には、町内で雇われた番太が住み込み、夜警の役割を果たした。薄給で内職をしつつ町内の雑用もこなした。 これらは、いわば防犯組織である。ただし、ひとたび犯罪が起きた場合の捜査は同心が担当した。当然ながら捜査陣容は手薄で、定廻同心たちは自腹で目明し(岡っ引き)を雇っていた。つまり、「○○の親分さん」と呼ばれる目明しは、幕府正規の職員ではなかったのである。 しかし、同心は御目見得以下の御家人であり、自腹で目明しを雇えるほどの高給取りだったとは考えにくい。では、その雇用費用の財源はどこにあったのか。 それは、商家や町の有力者からの付け届けであった。万一、厄介ごとが生じたときに便宜を図ってもらうため、ひそかに金品を贈る——有り体に言えば賄賂である。幕府もこれを黙認していた。行政コストを極力抑えながら治安を維持する仕組みとして、自然に出来上がったのだろう。裁量行政の原点を見る思いもする。 もっとも、この付け届けが常識的な範囲を超え、役人の側から求めるようになったとしたらどうなるだろうか。成文化されないまま、暗黙の了解のもとで運用されてきたシステムである。そうした事態が起こりうるのは当然だ。今回、小藤次が立ち向かうのは、その綻びから生じた厄介ごとなのであった。

Posted by ブクログ

2025/10/02

まさかの小籐次死亡疑惑が大きなテーマでしたが、簡単に裏を想像できるように描かれていたので、作中の皆さんとは違っていつ、どこで登場するのかを期待しながら読みました。 だけど元与力と同心に対する北町の対応が終始一貫して甘くないか?

Posted by ブクログ

2021/06/03

新シリーズの10作目。お伊勢参りから帰ったとたんに忙しすぎる小籐次。そして嵐の夜に船を残して消えてしまう小籐次だが、どう考えても生きてるに決まってるので全くハラハラしないのはしゃあないかなあ。森藩関連の采女がもっと絡んでくると思ったのだが・・・ 先にまた出てくるのかしら?

Posted by ブクログ

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