商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勉誠出版 |
発売年月日 | 2018/01/25 |
JAN | 9784585296430 |
- 書籍
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全訳 封神演義(3)
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全訳 封神演義(3)
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中国明代に成立した神怪小説『封神演義』の日本語完訳本。古代中国の周と殷の戦い(殷周革命)を背景に、神仙妖人が数多の術や宝寶を駆使して相争う一大戦記を描く。3巻では第五十一回「子牙劫営破聞仲(子牙、営を劫い聞仲を破る)」から第七十五回「土行孫盗騎陥身(土行孫、騎を盗みて囚われの身となる)」までを収録する。 本書は、明代の神怪小説『封神演義』の日本語全訳シリーズの第3巻である。全百回の物語も折り返しに入る本巻は、九曲黄河陣と十絶陣の攻略、そして殷の太師聞仲との最終決戦でもって始まる。死闘の末、聞仲との長きに渡る戦いを制した姜子牙たちではあるが、彼らに安らぎの時は訪れない。西岐を襲う三十六路の兵は未だ満ちず、更には申公豹が差し向ける異能の道者仙人までもが西周へと押し寄せる。三山関の猛将鄧九公並びにその娘鄧嬋玉、蘇妲己の実の父親である冀州侯蘇護、瘟疫を撒き散らす恐るべき道人呂岳、そして師の命を裏切り西岐に仇を成さんとする殷洪・殷郊の兄弟――。やがて始まる武王の成湯征伐、孟津での諸侯会盟と渾君紂王打倒のため、姜子牙率いる周軍は東へと進み五関突破に挑む――。 前巻に引き続き武勇と道術・神仙と宝寶とが交錯する本巻、聞仲並びに十絶陣の壮大な戦いが終わった後もその勢いは止まらない。鄧嬋玉との恋物語を初めコミカルでおどけた役回りの土行孫、己の義心と部下たちの忠心の板挟みに懊悩する蘇護、非業の天数の下破滅の道を行く殷洪・殷郊兄弟など印象的な登場人物が続々登場、戦いのスケールも仙界の闡・截二大教派の全面戦争へと発展していく。(とはいえそこは『封神演義』、よくよく行状を見てみるとそこまで悲劇でもない残当な末路だった弟の殷洪、いきなり絡んできたと思ったら姜子牙たちの知らぬところで敗れていた羽翼仙、東征開始の矢先孔宣相手に主力陣が軒並み潰滅しかける周軍など、凹凸とでもいうべき独特の雰囲気も相変わらずである。敵方の初見殺しな道術を前に頭を抱える姜子牙の姿もそろそろお馴染みとなって来るだろう) 巻末のコラムでは、山下一夫氏による芸能メディアと『封神演義』の関係についての小論を掲載している。一般大衆への『封神演義』の普及に一役買ったのが弋陽腔・梆子腔を初めとする民間演劇であり、またそれが一般大衆の宗教的世界観に影響さえ与えたという指摘は非常に興味深いものであった(特に義和団の乱で知られる義和団が『封神演義』などの梆子腔をなぞるかのような活動・思想を有していたという話など)。
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前回から引き続き、仙界大戦最高潮です。仙人・人間入り乱れて、スーパーバトルを繰り広げます。ツッコミどころも相変わらず多いのですが、様々な宝器や登場してくるキャラ、仙人同志のスーパーバトルが面白い。登場人物も多く出てきますが、重要なキャラでもあっさり死んでいきます。なんでだ?! 楊戩も哪吒も大活躍ですが、意外にも女性陣の活躍が目立ちます。鄧蝉玉や龍吉公主も、剣や宝器で男性陣に負けない戦いっぷりを披露していて、カッコいいです。そして、やはり強かった老子&元始天尊!やはり別格というところでしょうか。一方で姜子牙が相変わらず微妙なまま…。主人公なんだからもう少し頑張って活躍してくれと思いました。 そして、巻末の訳者のコラムがとても面白い。フジリュー版封神演義のファンとしてはちょっと苦笑いしてしまうコメントもあり、面白かったです。
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聞仲を倒し、殷郊・殷洪兄弟も師に逆らい封神される。そしてついに周がついに挙兵し動く! という感じの第三巻。 登場人物が多すぎて端役の人なんかは覚えられないレベルなんですが、訳者の方々の注釈の丁寧さんが毎度凄いですね。
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