商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | サイゾー |
発売年月日 | 2017/12/15 |
JAN | 9784866250908 |
- 書籍
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ルポ 川崎
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ルポ 川崎
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商品レビュー
3.8
46件のお客様レビュー
2015年に起こった「中一殺害事件」を皮切りに、ディープな『川崎』の様子が知られると思い読んでみたが…。 話の内容が”ラッパー“や”ヒップホップ“という方向に向いていて、あまり自分には合わなかった。
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日本にもスラムはあるんだなぁと思う反面、劣悪な環境下でも逞しく生きる人々が登場するので悲愴感はない。
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”サンタクロースがやってこなかった子どもでも、サンタクロースになることはできるのだ” ノンフィクションの池袋ウエストゲートパークを読んでいるようだった。 出版された当時から読みたいリストには入ってたけど、なかなか読めてなかったやつをやっと。 こういう土地柄のストーリー、しかもハ...
”サンタクロースがやってこなかった子どもでも、サンタクロースになることはできるのだ” ノンフィクションの池袋ウエストゲートパークを読んでいるようだった。 出版された当時から読みたいリストには入ってたけど、なかなか読めてなかったやつをやっと。 こういう土地柄のストーリー、しかもハードな現実の物語って読み応えあるし語弊があるけどめちゃくちゃ好き。 その理由はなんなのかっていうと、自分の経験では慮れない、ある意味全く共感できない状況を見せつけられるからで、想像力や自身の社会での立ち位置の認識の圧倒的な欠如を感じるからなのかもしれない。 冒頭でも書いたように、一種の市井のヒーローたちの物語にように感じるけど、それは同じ日本に存在する紛れもない現実。 そんな状況下での連帯や繋がりは、作中でもあるように、「ルーツ」ではなく「におい」という、ある種一番現実的な感覚で生まれるもの。 そういうハードな環境で、外部からの介入や制度によってもたらされたものではなく、人と人との繋がりやひどく純粋な欲求によって形成されたストリートカルチャーは、いつの時代も若い人を中心に惹きつけてやまないものなんだと思う。 どんな絶望的な時代や状況でも、「もしかしたら自分も」と微かにでも思わせてくれたり、なにかに努力することの意味を見出してくれる人たちを、フッドスターと呼ぶのだろう。
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