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議院内閣制 変貌する英国モデル 中公新書2469
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2018/01/01 |
| JAN | 9784121024695 |
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議院内閣制
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議院内閣制
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商品レビュー
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1990年代の日本の一連の政治改革はイギリスのような政権交代可能な二大政党制を導入することを目的に行われた。しかし、そんな理想化された議院内閣制の「本場」であるイギリスでも、二大政党だけでは国民の意志を代表出来なくなりつつあり、地域政党のSNPや第三極の自由民主党が存在感を増して...
1990年代の日本の一連の政治改革はイギリスのような政権交代可能な二大政党制を導入することを目的に行われた。しかし、そんな理想化された議院内閣制の「本場」であるイギリスでも、二大政党だけでは国民の意志を代表出来なくなりつつあり、地域政党のSNPや第三極の自由民主党が存在感を増している。 また、相次ぐ不祥事による政治不信に対処する形で、国家構造改革と呼ばれる改革が行われ、議会改革(特別委員会、貴族院)、権限委譲(スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)、法典化改革、司法改革などが次々に実施された。いずれも、議院内閣制を外部から拘束しようとするものである。政治エリートへの不信感から、権力を分散させて透明性と手続きの明確化を志向している。 本筋からは逸れるが、イギリスの政党への公的助成には野党にのみ配られる「ショート資金」と呼ばれるものがある。与党に比べてスタッフ、資金面で劣る野党が政府と与党を監視し、いずれ政権を担うであろうことを前提としている。もちろん、国民の支持を調達出来ず、退場すべき党を生きながらえさせてしまう可能性もあるが、政党間競争を促す公的助成の在り方としては、参考になる制度である。議席数に応じて分配される日本の政党助成金とは真逆の発想と言える。
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英国議会の成立と歴史、英国二大政党の特徴(対照的な起源、凝集性の模索など)、英国の議院内閣制の原理(集合的決定、各省の自律性、首相の主導)など、英国の議院内閣制が概観できる。その上で、英国の議院内閣制が抱える課題(民意の反映、各省に対する統制不能など)が明らかにされている。 政党に対する助成は、議院内閣制において政党こそが民意を最もよく反映できるとの信頼の上に成り立つとの原理や、選挙制度と議会における会派構成との関係性のほか、英国においても日本と同様に首相権限の強化がなされ、それに対し課題が指摘されていることなど、興味深い点が多々あった。
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議院内閣制の例として多くの国で理想とされている英国の国家構造を取り上げ、その制度的特徴やいかにして政治体制として存続してきたかを解説した上で、比較政治論として日本の国家構造との対比を試みている。 議会と政府が強く結びつく議院内閣制が民主主義や三権分立の政治体制としてなぜ受容されて...
議院内閣制の例として多くの国で理想とされている英国の国家構造を取り上げ、その制度的特徴やいかにして政治体制として存続してきたかを解説した上で、比較政治論として日本の国家構造との対比を試みている。 議会と政府が強く結びつく議院内閣制が民主主義や三権分立の政治体制としてなぜ受容されているのか、長いこと疑問に感じていたが、ある程度の示唆を受けることができた。議院内閣制の下においては原理的に政府に権力が集中してしまうことが避けられず、むしろ政治的エリートに対する信頼を前提として成り立ってきたとの解説が本書を通じて強調されている。この点を勘案したときに現代の国内政治がどのような状況におかれているのか、考えてみたいと思った。
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