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女王ロアーナ、神秘の炎(上)
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女王ロアーナ、神秘の炎(上)

ウンベルト・エーコ(著者), 和田忠彦(訳者)

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女王ロアーナ、神秘の炎(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2018/01/19
JAN 9784000259309

女王ロアーナ、神秘の炎(上)

¥2,640

商品レビュー

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2025/02/04

書物=記憶=人生=歴史=世界=人類…みたいな壮大なつながり 記憶をなくした男が外側から書物によって自分の輪郭を描いていって、どんな人間だったかを浮き上がらせるような作業? カラフルな図版が載っていて素敵なんだけれども、横書き!エーコの描きたかったものを表すには忠実にそうするしか...

書物=記憶=人生=歴史=世界=人類…みたいな壮大なつながり 記憶をなくした男が外側から書物によって自分の輪郭を描いていって、どんな人間だったかを浮き上がらせるような作業? カラフルな図版が載っていて素敵なんだけれども、横書き!エーコの描きたかったものを表すには忠実にそうするしかないんだろうけれども!縦書きで生きてきた人間には苦しかった…若かったらすらすら読めたのか デジタルだと横書きで文章を読めるのに、紙だと縦書きじゃないとしっくりこない不思議 途中でギブアップ中 下巻が読めるか不安

Posted by ブクログ

2021/01/24

記憶をなくした主人公(なぜかはわからない)が、自分の過去を、当時の書物や世相を通じて再構築していくという、いかにもエーコらしい捻くれた物語。自分を形作っている要素を、解明というか妄想していくわけだけど、そこはエーコ。当時の書物に対する蘊蓄が詰まっていて、エーコがただ言いたいことを...

記憶をなくした主人公(なぜかはわからない)が、自分の過去を、当時の書物や世相を通じて再構築していくという、いかにもエーコらしい捻くれた物語。自分を形作っている要素を、解明というか妄想していくわけだけど、そこはエーコ。当時の書物に対する蘊蓄が詰まっていて、エーコがただ言いたいことを言うために、小説のテイを成しているだけじゃないかって気もしてくる。それはそれで良い。

Posted by ブクログ

2020/01/02

※上下巻合わせての感想です。下巻に詳細あり。 読み始めはまさかこんな展開と思わなんだ!記憶喪失の主人公と一緒に"霧"の中を歩み、たどり着くのはああここなの?!と下巻の、最後の20ページで脳内がスパークした。 脳汁の出る、知的体験ができるしミステリー小説的な面もあり、面白...

※上下巻合わせての感想です。下巻に詳細あり。 読み始めはまさかこんな展開と思わなんだ!記憶喪失の主人公と一緒に"霧"の中を歩み、たどり着くのはああここなの?!と下巻の、最後の20ページで脳内がスパークした。 脳汁の出る、知的体験ができるしミステリー小説的な面もあり、面白い…。 読書人生のマイフェイバリット10に入ってしまうかも。 付け焼き刃だが、分裂症気味な主人公。20世紀の文学の王道のスタイルそのままですね。でも、人はみんな分裂気味かも、あらゆるところであらゆる自分がいるものだから。

Posted by ブクログ