商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/01/13 |
JAN | 9784062208932 |
- 書籍
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夜更けの川に落葉は流れて
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夜更けの川に落葉は流れて
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商品レビュー
4.6
8件のお客様レビュー
「寿司乞食」の二十代前半から「青痰麺」での五十ヅラを下げるようになった北町貫多まで相変わらずなのがいい。いいと言ってもかっこいいだとか憧れるだとかそういうことではなく、まったく関わりのない赤の他人を読みものとして知る対象としていい。そしてまた自分の中のいる北町貫多を発見させられる...
「寿司乞食」の二十代前半から「青痰麺」での五十ヅラを下げるようになった北町貫多まで相変わらずなのがいい。いいと言ってもかっこいいだとか憧れるだとかそういうことではなく、まったく関わりのない赤の他人を読みものとして知る対象としていい。そしてまた自分の中のいる北町貫多を発見させられる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
中卒、免許なし、北町貫多の20歳過ぎから50歳位までの人生、アルバイトでの飲酒での失敗、彼女との別れ、食事の際の性癖を描いた連作3話です。寿司乞食、夜更けの川に落葉は流れ、青痰麺。西村賢太「夜更けの川に落葉は流れ」、2018.1発行。食事中、我慢できないことの性癖を鮮やかに?描ききった第3話、青痰麺に大拍手です!
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私のブログ http://blog.livedoor.jp/funky_intelligence/archives/1994903.html から転載しています。 西村賢太作品の時系列はこちらをご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/funky_inte...
私のブログ http://blog.livedoor.jp/funky_intelligence/archives/1994903.html から転載しています。 西村賢太作品の時系列はこちらをご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/funky_intelligence/archives/1998219.html ほんっとに、西村賢太作品は面白い。何故今まで出逢わなかったんだろうっていうくらい。出逢わせてくれた後輩のFantasmaくんには感謝しきれない。そう言えば、そのFantasmaくんは先週の人事異動発表で隣県へ栄転することになったとの情報。西村賢太を紹介してくれたお礼も兼ねて盛大にお祝いしてやろう。 さて、本書は短編3作品から構成されており、全て初見。どれも甲乙つけ難いほどの面白さ。 「寿司乞食」 念願の築地市場で働くことになる21歳の貫多。初日の勤務後に開かれた歓迎会で酒に溺れて翌日無断欠勤する、というダメダメな話。人間の本質そのものを描いており味わい深い。 「夜更けの川に落葉は流れて」 警備会社で短期アルバイトに勤しむ24歳の貫多の恋の話。地味な性格良さげな簗木野佳穂と付き合うも、またぞろ倦怠期を迎え、貫多の暴言と暴力により破局を迎える。面白かったのが、佳穂の変貌。貫多の暴言がエスカレートしていくと、それに伴って人が変わったように佳穂も信じられないほどの罵倒となる。こういうのが人間の本質なんだな。私も過去に体験済みなのだが。 「青痰麺」 お気に入りのラーメン屋さんで席を変わらざるを得なかったことに腹を立て、出されたラーメン
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