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声 創元推理文庫

アーナルデュル・インドリダソン(著者), 柳沢由実子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/01/12
JAN 9784488266059

商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2024/02/16

5年半越しに読了。今回は10日間で読めました。 エーレンデュルシリーズ。前作2作も読みましたが、既に6年以上前… アイスランドについて、財政破綻したこととアウスゲイルぐらいの知識で読んでいますが、独特の寒さをいつも感じます。なんというか、静かなひんやり感… 今作は特にクリスマス...

5年半越しに読了。今回は10日間で読めました。 エーレンデュルシリーズ。前作2作も読みましたが、既に6年以上前… アイスランドについて、財政破綻したこととアウスゲイルぐらいの知識で読んでいますが、独特の寒さをいつも感じます。なんというか、静かなひんやり感… 今作は特にクリスマスの時期が舞台だからよりそう感じたかもしれません。 サスペンス仕立ての社会派小説。松本清張タイプというか。 展開にはかすかなひとひねりあり。 被害者もかわいそうですが、加害者も気の毒… 金とクスリ…ほんとに辛い。 エーレンデュルの辛い過去についても、少し明らかに。 エーレンデュル父娘、エリンボルクの事件の親子、今回の殺人被害者の家族のこと…が平行して描かれています。 登場人物も魅力的、本当に読み応えアリで、納得の四つ星です。 4作目も持ってるので、早く読みたいてす。

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2023/10/28

時に罵り合い、時に掴み掛かり、、、それぞれの家族の複雑な関係が、暗く、悲しく明かされていく。 子牛のなめし革に簡潔に書かれたという、アイスランドの伝承文学〝サーガ”を意識しているという作者らしく、一切の無駄がなく、究極まで削り落とされた文章である。 伏線回収は?と思うような意味の...

時に罵り合い、時に掴み掛かり、、、それぞれの家族の複雑な関係が、暗く、悲しく明かされていく。 子牛のなめし革に簡潔に書かれたという、アイスランドの伝承文学〝サーガ”を意識しているという作者らしく、一切の無駄がなく、究極まで削り落とされた文章である。 伏線回収は?と思うような意味のない登場人物、エピソードの類いがなく、そこがまた読みやすく、シリーズ作品の次が読みたくなる理由である。

Posted by ブクログ

2022/12/05

残酷な子供時代 それは、殺された男の過去でもあり、 三作目にして次第に明らかにされる、主人公の弟の失踪当時の状況。 クリスマス前のにぎやかなホテルのざわめきと比較して、サンタの姿で地下で殺された男はなんて静かで寂しい。 心配されて誘われるほど嫌いになるクリスマス休暇、突然、主...

残酷な子供時代 それは、殺された男の過去でもあり、 三作目にして次第に明らかにされる、主人公の弟の失踪当時の状況。 クリスマス前のにぎやかなホテルのざわめきと比較して、サンタの姿で地下で殺された男はなんて静かで寂しい。 心配されて誘われるほど嫌いになるクリスマス休暇、突然、主人公エーデンデュルは事件のホテルに泊まることにする(捜査のためではない)。 「あの時から、私は何かを失ったまま……」 殺された男の子供時代と歯車の狂った人生が次第に明らかになっていくにつれ、エーデンデュルは、弟の失踪から何かが狂ってしまった自分を責めて追い詰めてしまう。 そして、問題を抱えたままのエーデンデュルの娘は、自分なりの方法で父に近づき、捨て得られたわけを探り、自分の子供時代を埋めようとする。 事件そのものとエーデンデュルの物語が交差して、解決後も、あとを引きずる。 お気に入りのこのシリーズ 他のミステリーにあるような組織的な犯罪や派手な事件はなく、こじんまりとしたアイスランドの人々の生活の中で現れる事件そのものを、地道な捜査で解決するスタイル。 前二作もそうだったが、今回も家族、特に父と子の物語。 さらに、なんといってもスパッと明瞭な文章で、どんどん情景が頭に入ってくる。 引き続き「お気に入り」に入れておくことにした。

Posted by ブクログ

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