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六道先生の原稿は順調に遅れています(二) 富士見L文庫
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六道先生の原稿は順調に遅れています(二) 富士見L文庫

峰守ひろかず(著者)

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六道先生の原稿は順調に遅れています(二) 富士見L文庫

704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/01/15
JAN 9784040724737

六道先生の原稿は順調に遅れています(二)

¥704

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2022/05/30

妖怪の作家・六道琮馬と編集者・滝川詠見の心の触れ合いが読んでいていいんだよなあ。妖怪がなぜ作家を続けていくのか、編集者はどう担当作家と接していくのか、幾つかの話の中で問われていっていて、なかなか読ませる。最初の話で、詠見と知り合う作家の踊場漂吉(なんか古臭い名前だなあ)がいろいろ...

妖怪の作家・六道琮馬と編集者・滝川詠見の心の触れ合いが読んでいていいんだよなあ。妖怪がなぜ作家を続けていくのか、編集者はどう担当作家と接していくのか、幾つかの話の中で問われていっていて、なかなか読ませる。最初の話で、詠見と知り合う作家の踊場漂吉(なんか古臭い名前だなあ)がいろいろと関わって来るので、こりゃきっと彼には六道が妖怪であることを明かすんだろうなあと思っていたら、予想通りだったよ。常連メンバーが増えたねえ。水泳選手の興野沙那ちゃんがスポーツ少女ど真ん中で微笑ましい。

Posted by ブクログ

2020/02/18

「髪切り」 彼が書いた事もない。 どんな賞を受賞したとしても時の止まった姿をしている彼は表舞台に立つことが出来ないのは少し気の毒だが、見た目を変えれないのなら仕方ないよな。 事の発端は彼女であったが、機転を効かせて彼の事を紹介したおかげで惨事は免れたな。 「青山の赤子」 一人で...

「髪切り」 彼が書いた事もない。 どんな賞を受賞したとしても時の止まった姿をしている彼は表舞台に立つことが出来ないのは少し気の毒だが、見た目を変えれないのなら仕方ないよな。 事の発端は彼女であったが、機転を効かせて彼の事を紹介したおかげで惨事は免れたな。 「青山の赤子」 一人ではなく複数体。 何も分からない赤子に安全だと思い与えた玩具が原因で亡くなってしまったら両親は当たり前にメーカーを恨むだろうが、生きれなかった心残りは赤子にもあるだろうな。 現代機器を理解していない彼は仕方ないと思うが、せめて彼女が外に出るなど配慮したら事故は避けれたのでは。 「魔魅不思議」 突如消えてしまった。 あの様に仕事の話をした直後に行方不明になってしまったら誰だって心配するだろうし、自分が何か気づいていればと悔やむ事は当たり前だろう。 彼女の言う通り仕事のスタンスを知っていたからといって、自分の子に一生障害が残るとなると話は別だろうな。 「枕の怪」 体調不良の原因とは。 何かしら優越を付けたり当人達が語ってもない内容が世に出る事など少なくないだろうが、いくら報道の自由と言えど人を陥れるような事はしてはならないだろう。 喜ばしい報告のはずが、彼女の一言により惨事に繋がったのは分かるが何故あそこまで彼が悔やむのだろう。 「カミキさん」 産みの親として最期。 彼は作家として依頼された作品を書いただけであり怪談と同じでリアリティがあればある程、最初は無かったはずの設定が増えたり尾ひれが着いてしまうのは仕方ないよな。 自分の仕事を後回しにしてまで、彼の元で執筆した新作を自らの手で渡さなかった気持ちは分からなくもないな。

Posted by ブクログ

2018/09/09

今回の六道先生は作家冥利につきるいいことがあった反面、作家だからこそ起こしてしまった悲劇にも見舞われる。小説でもネット記事でも何でも、書いたものには責任を追うってこと。

Posted by ブクログ

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