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未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか 新潮選書
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未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか 新潮選書

先崎彰容(著者)

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未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか 新潮選書

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/12/22
JAN 9784106038204

未完の西郷隆盛

¥1,870

商品レビュー

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2025/09/20

明治から昭和にかけて、西郷隆盛という人物にどのような思想が投影されてきたかを論じた本。 様々な思想家たちの西郷に対する考えが説明されてきたが、西郷の思想を表す言葉である敬天愛人の「天」をどう捉えるかが異なっているのだと理解した。つまり、思想家たちの間で反近代の象徴として、西郷を...

明治から昭和にかけて、西郷隆盛という人物にどのような思想が投影されてきたかを論じた本。 様々な思想家たちの西郷に対する考えが説明されてきたが、西郷の思想を表す言葉である敬天愛人の「天」をどう捉えるかが異なっているのだと理解した。つまり、思想家たちの間で反近代の象徴として、西郷を掲げることは一致しているが、その代わりに何を「天」として重視すべきかという考えが異なっているのだと思う。 西郷を論じてきた思想家たちと比べて私の知見はあまりに少ないが、それでも個人的な意見を述べるのであれば、もっとシンプルな思想の持ち主だったのではと考える。つまり、その時々で、理屈ではなく感覚的にこれが天命だと考えたものに全霊で向き合ったのが西郷であり、そのシンプルさ故に西郷像には大きな余白ができ、各時代の思想家たちの考えが投影される余地ができたのではないだろうか。

Posted by ブクログ

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