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遺訓
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遺訓

佐藤賢一(著者)

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遺訓

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/12/22
JAN 9784104280032

遺訓

¥2,090

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2022/09/24

幕末から維新を経て、西南戦争に至るまでの庄内藩と薩摩藩の動きの中で、大久保利通と西郷隆盛の心理を絡めて描いたもの。 人間の器量と武士として矜持が分かる。

Posted by ブクログ

2021/07/11

「西郷南洲翁遺訓」が薩摩藩ではなく庄内藩の人によって編纂されたとのこと。その経緯を丹念に綴った好著です。 戊辰の役で薩摩と庄内は対立したものの、会津藩の敗北とともに庄内藩も降伏。激しい戦闘の後だったため、熾烈な裁きがあるかと思いしや、「武士がいったん兜を脱いで降伏したうえは、後...

「西郷南洲翁遺訓」が薩摩藩ではなく庄内藩の人によって編纂されたとのこと。その経緯を丹念に綴った好著です。 戊辰の役で薩摩と庄内は対立したものの、会津藩の敗北とともに庄内藩も降伏。激しい戦闘の後だったため、熾烈な裁きがあるかと思いしや、「武士がいったん兜を脱いで降伏したうえは、後のことはみらんもんでごわす」と、西郷は周囲の反対を押し切って寛大に処置。庄内藩はこのことをずっと恩義に感じていたのだそうです。西南戦争勃発の際、「今こそご恩を」とはやる庄内藩を「ロシアに備えて動くな」と命じたとあり、その大局観には感銘を受けました。こうした流れから、西郷の言葉を拾い集め、「遺訓」ができあがるまでを多くの文献から解き明かしています。 それにしても、敵をここまで惚れさせる西郷という人物は、勝海舟が語ったように本当に凄い人物だったのだと思います。更に、鹿児島に引きこもっていながら、対露戦線を視野に入れていたとは....。「西郷どん」が、後半部分をどう演出するか楽しみになってきました。

Posted by ブクログ

2020/05/04

西郷さんと大久保さんの人間の器の違いがよく描かれていて、西南戦争に至るまでの経緯も非常によく分かる。西郷さんが好きな方にはたまらなく面白い作品。

Posted by ブクログ

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