商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/12/08 |
JAN | 9784091897794 |
- コミック
- 小学館
いざなうもの
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いざなうもの
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
『彼方より』 エッセイ 『フランスと私』 連作 『何処かに その壱 茶碗の中』 『何処かに その弐 水飴を買う女』 『谷口ジロー イラストギャラリー』 中編 『魔の山 前編・後編』 絶筆未発表作品 『いざなうもの その壱 花火』 なんと八雲に百閒!! そしてあの「浮気者浮気者浮気者」がひどく恐ろしく。 「名づけえぬもの」「彼方より」「何処にか」「いざなうもの」など、「明確に断言できない何か」をタイトルにしたものが多い、という編集部?の文章に、なるほど!と。 この文で俄然作者への興味はいや増した。
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2017年逝去された谷口ジロー先生の短編集、『光年の森』と対になる“最後の新刊”である。絶筆が、内田百閒『冥途』の中の一篇・花火だったとは、不謹慎にも、「連れていかれた」という表現がぴったりと当てはまるようでひやっとする。 『坊っちゃんの時代』以降、筆者は明治・大正期のいわゆる文豪やその作品をモチーフにしており、本作でも小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)を題材にした『何処にか』(2016年)を所収。 円熟期らしい落ち着いた筆致と、小津映画作品に準えられることもあるセリフの目立たない“行間”の美学。幻想怪奇の趣やSFの遊び心にも溢れる、粒ぞろいの一冊となっている。
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目指していることが叶うことを祈りつつ、 一筆ごとに命を吹き込む。 自らの生命が尽きることを知るものしか、 たどり着けない境地を写しとる。 また、新たに繋ぐものがあるはずだ。
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