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人体600万年史(下) 科学が明かす進化・健康・疾病 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2017/11/22 |
JAN | 9784150505127 |
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人体600万年史(下)
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人体600万年史(下)
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
2回目の読破で、この本の凄さがわかった。人体の進化の歴史を学ばないと現代病を理解できない。 読んで良かったとしみじみ思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
栽培が成功したのは完新世になってから。気候が安定した。それまでも実験はしていた。 温暖化で人口が増えたが、狩猟民族は人口密度が高いと生き残れない。 動物の家畜化はヒツジ、ブタ、ウシ、ニワトリから始まった。 平均的な狩猟採集民は子供を6,7人生み、生き残れるのは3人。農業が始まると人口成長率は2倍、2000年ごとに2倍、人口爆発。 現代は教育にお金がかかるから、子沢山は貧乏のもとだが、農業では子供は有益な労働力。 初期の農業はのちの時代ほど悲惨な労苦ではなかった。狩猟や動物も飼っていて、農業は小規模だった。 p22
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(上下巻合わせての感想です。) 地球上の生命が天文学的時間を経て進化し、ホモサピエンスという種が誕生し、それが圧倒的な食物連鎖の頂点に立って指数関数的に環境を進化させているに至るまでを、人体のメカニズムと比較する形で解説してくれている。 上巻は主に人間が何故2足歩行になったか...
(上下巻合わせての感想です。) 地球上の生命が天文学的時間を経て進化し、ホモサピエンスという種が誕生し、それが圧倒的な食物連鎖の頂点に立って指数関数的に環境を進化させているに至るまでを、人体のメカニズムと比較する形で解説してくれている。 上巻は主に人間が何故2足歩行になったかの理由や、認知能力、火の使用、食物の摂取で進化した頭部と歯、長距離移動に長けた生物であること等を開設してくれていて、知らないことだらけでなるほどとうなずくばかりであった。 効率的な食物摂取から発生した農業革命あたりから人体の進化と環境のミスマッチが始まり今に至ることは言われれば確かにって思う。狩猟はハードだけど”人間社会”が生み出すストレスや、進化してここに至った人体機能に相反する肉体的ダメージ(筋肉痛、腰痛、肩こり、痛風など)は発生しない。農業革命は人類にとってある意味退化であるという考え方は面白いなあって思った。 下巻は長い時間をかけて進化した人体が尋常でないスピードで進化した現代社会にいかにミスマッチであるかを丁寧に紹介してくれている。 僕は典型的な肥満に苦しんでるけど、進化してここに至った人間の人体構造や分泌ホルモンまで掘り下げて、いかにそれの克服が難しいことが良くわかった...。 長い時間をかけて生活に順応する形で進化した人体、人体の進化スピードと比較にならない速度で変化して今に至る人間の現実生活、人体と現実生活のミスマッチという新しい概念を知ることができた。
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