商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青志社 |
発売年月日 | 2017/11/01 |
JAN | 9784865900552 |
- 書籍
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沈黙の声
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沈黙の声
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
『沈黙』と合わせて必ず読みたい、遠藤周作本人による「沈黙」論。そして最後は、1865年のあの信徒発見のジラル神父の日記をもとにしたエッセイ小説。これも素晴らしい。
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- ネタバレ
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先日、新たに発見された作品を収録した一冊を読み、遠藤作品に対する感動を新たにしたのでその勢いで手に取りました。 …「沈黙の声」は著作「沈黙」の裏話的エピソードや発表後の決して望まなかった誤解やそれによる屈託、またタイトルは実は別にあったなどの目から鱗の話題がたくさん明かされておりとても驚きました。沈黙を読んだのは高校一年の時。あれからうん十年もその事実を知らなかった…ファンとしては結構な衝撃でした。 加藤宗哉さんの解説もとても良かった。「沈黙の声」の中で「沈黙の生原稿が焚き付けに」という衝撃の話が出てきており、「あれっ?生原稿なかったっけ!?」と思って読み進めていたのですが、その話の真実?も書かれており記憶違いではなかったと安心しました。 遠藤ファンは必読の一冊でしたね。もっと早く出会いたかった。
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これは、遠藤周作の小説「沈黙」を理解するために、必読の書である。 マーティン スコセッシ監督の、映画 「沈黙 Silence」を観たとき、外国の人が、当然翻訳版を読んだであろうに、よく遠藤周作の小説をここまで深く理解して、読みこなしたもんだ!と感動した。同じ日本人ですら、日本語...
これは、遠藤周作の小説「沈黙」を理解するために、必読の書である。 マーティン スコセッシ監督の、映画 「沈黙 Silence」を観たとき、外国の人が、当然翻訳版を読んだであろうに、よく遠藤周作の小説をここまで深く理解して、読みこなしたもんだ!と感動した。同じ日本人ですら、日本語で書かれた小説を、遠藤周作が意図した通りに理解出来ない人が多かったというのに。 しかし、映画化にあたり、監督にはアドバイザーが付いていたということを知った。 そのアドバイザーは、確実にこの沈黙の声を読んでいるだろうと、解説に載っていた。私もそう思う。 この本では、作者自らが小説の裏話や、小説の理解を助けるための、解き明かしをしてくれている。 本当に読んで良かったと思った。
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