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中江有里(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2017/11/01
JAN 9784569837024

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¥1,540

商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2022/02/24

本に向き合うことは、個人的な体験となる。自分で読んで、自分で想像する。こんな風に、本当の出会いを語ることができる著者がスゴイ。言葉の選び方が優れている。人生の変わり目の中で、本があったことをさりげなく語る。本が、まさに、著者の伴走者のように書かれている。 子供の時から、「おとなの...

本に向き合うことは、個人的な体験となる。自分で読んで、自分で想像する。こんな風に、本当の出会いを語ることができる著者がスゴイ。言葉の選び方が優れている。人生の変わり目の中で、本があったことをさりげなく語る。本が、まさに、著者の伴走者のように書かれている。 子供の時から、「おとなの私」になるまでに、出会った本たち。成長する時には本があった。 両親の離婚。父親につくのか、母親につくのか?その時に、屋根のない家を選ぶのか、壁のない家を選ぶのかの選択だったという。そして、たくさんのきらめく言葉が浮かび上がる。 わたしは捨て子だった。家なき子。 倚りかからず。しかし、椅子にある背にもたれていいんだよ。 大阪人は、アホを演じることができる。 愛を引っ掛ける釘があり、サヨナラにサヨナラする。 生きていく上では、笑いという自家発電を持つことだ。 変わらない過去ではなく、刻々と変わる不安定な現在に向き合う。 今という時代は、あらゆる時間が積み重なったもの。 生きることは切実なことだ。 砂糖の効いたあんのしっかりした甘さ。あんぱんは今日のわたしを励ます。 絶望して初めて欲望を自覚した。 何が正しいかわからなかった。赦しがたいほどの嫌悪感。 わたしはわたし以外になれません。 ひとりでいたいのに、ひとりでいることはとてつもなくさびしい。 帰るところがない。自立心が芽生える。 そろそろ夕飯だから、降りておいで。 一つの道を選ぶことは、他の道を捨てることだ。 何の夢も希望もない現状から逃げたかった。 本は自分をはかるものさしだ。 愛することは技術である。 どんな大きな画も、白いカンバスに最初の筆をおくことから始まる。 ぼくにとって、あきらめきれない人だから。 本は逃げるための手段で道具だ。使い方は、自分次第でいつだってページを開いた人の味方になってくれる。 ふーむ。言葉の切れ味が実にいい。言葉を感情という研磨機で磨いている。素敵だ。

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2021/02/06

中江有里さんにとっての特別な本が、それを読んだ時の自分の状況などと共に紹介されている。かなり赤裸裸に語られているという印象。「本の本」であるけど、自伝としても面白い。 かつて週刊ブックレビューはたまに公録をしており、近くのホールなどに来てくれないかなと楽しみにしていたけど、ついに...

中江有里さんにとっての特別な本が、それを読んだ時の自分の状況などと共に紹介されている。かなり赤裸裸に語られているという印象。「本の本」であるけど、自伝としても面白い。 かつて週刊ブックレビューはたまに公録をしており、近くのホールなどに来てくれないかなと楽しみにしていたけど、ついにその機会はなかった。週刊ブックレビュー復活希望。

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2020/07/13

ブックガイドというよりは、著者の来し方を綴ったエッセイ寄り。人生の節目節目を綴りつつ、そのときの心境に応じた書物を紹介する、という体。同じ形態のものとしては、又吉の読書案内が頭に浮かぶけど、個人的には後者に軍配。芸能人としての思い入れは、両者ともにそれほど無いので、大した差はない...

ブックガイドというよりは、著者の来し方を綴ったエッセイ寄り。人生の節目節目を綴りつつ、そのときの心境に応じた書物を紹介する、という体。同じ形態のものとしては、又吉の読書案内が頭に浮かぶけど、個人的には後者に軍配。芸能人としての思い入れは、両者ともにそれほど無いので、大した差はないものと考える。とすると、当方の読書欲求の喚起力の違いが一番大きい訳だけど、語りの妙というか、心に響く部分が、本作には乏しかったということでせう。

Posted by ブクログ

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