商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/10/30 |
JAN | 9784091897367 |
- コミック
- 小学館
ソラニン(新装版)
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ソラニン(新装版)
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商品レビュー
4.7
19件のお客様レビュー
めちゃめちゃ刺さりはしなかったが、好きなシーンもあったし、面白く読んだ。作者はやたらキャラクターを吐かせることに対して、「今ならあんまりしないかも」という風に言っているけれど、(実際の大学生がそうかは別として)大学時代を延長している大人という感じがアイコニックに演出されていて、...
めちゃめちゃ刺さりはしなかったが、好きなシーンもあったし、面白く読んだ。作者はやたらキャラクターを吐かせることに対して、「今ならあんまりしないかも」という風に言っているけれど、(実際の大学生がそうかは別として)大学時代を延長している大人という感じがアイコニックに演出されていて、個人的には良いと思う。 一貫したぶっといストーリーがあるというよりは、延長したモラトリアムの中で、もがいていく様を見ているような感じ。大学時代に戻りたくなった。
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夢に向かってちょっとだけ踏み出してみた。チャンス到来かと思いきや、その先は見えてこない。足を地面につけてみると改めて現実を思い知らされる。そもそも本当はどうしたいのか、本当にそうしたいのか。悩むことができる時間はお金がある間だけ。以前とは正反対の考え方になったかと思うと、舌の根も...
夢に向かってちょっとだけ踏み出してみた。チャンス到来かと思いきや、その先は見えてこない。足を地面につけてみると改めて現実を思い知らされる。そもそも本当はどうしたいのか、本当にそうしたいのか。悩むことができる時間はお金がある間だけ。以前とは正反対の考え方になったかと思うと、舌の根も乾かぬうちにまた違う考え方になったりする。右往左往、蛇行を繰り返し、気がついたら昔とは違う場所に立っている。そんな話だ。 芽衣子と種田を中心に描かれるが、バンドという枠に入っている仲間たちとその周辺人物、少しずつ違ってはいるが皆そんな状態。中盤に転機があるが、これを転機に変わるわけではなく、流されているつもりはないのだが、迷っている間も現実に対処せざるを得ない。結果として変わるのだ。 現実ってそういうものじゃないかと。結論がない、正誤がない。そのことを考え始めると、どつぼにはまって抜け出せない。だから、見てみないふり、気がつかないふりをして日々を過ごす。著者自身、わけのわからない漫画だというが、見てみないふり、気がつかないふりをしていることに目を向けて描いている作品だろう。 確かにそれが現実だとは思うが、現実的過ぎて読後感が良くない。そういう理由で星一つ減。読後にプチ鬱感があるマンガなんて読みたくない。フィクションなら、読後は爽快感が欲しなーと思ってしまった。
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- ネタバレ
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浅野いにお先生の描く人が本当に好きです。 人間味のある顔とか、体とか、人間そのもの。 種田が、自転車をがむしゃらになって漕いで、号泣してたシーン本当に好きです。 種田の悔しい思いとか、なんか全部がひとつの表情に詰め込めれるって本当に凄いって思いました。 ソラニンを、初めて読了した。 まだ私中学生だし、大人になってからの景色なんて全然分かんなかったけど、種田たちにとっての青春が凄く羨ましくなりました。 大人になってからも、こんな青春できるようなそんな仲間っていいなって。 前半は中々作品に入り込めてる気がしなかったけど、後半種田が死んだって分かってから一気に心がバクバクしだして、前半の日常や言動を一気に思い出して、号泣してしまった。 その後の、芽衣子ちゃんの姿も本当に好きです。 "彼が生きた証を残すため"っていうのが凄く心に刺さりました。 ビリーと芽衣子ちゃんと加藤のバンドも、アイちゃんの支えも全部含めて、種田の死んだ後の前向きな姿が本当に心に刺さりました。 前へ進んでく大事さをこの漫画から教わった気がします。 あとがきに書いてあった種田の行動の意味に納得。
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