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さよなら、スパイダーマン
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さよなら、スパイダーマン
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
ぼくが5歳のとき、10歳だった姉さんのローズがテロに遭って死んだ。 それから5年、父さんと母さんはケンカばかりして、結局母さんが出ていった。 ローズと双子の姉妹のジャスは髪をピンクに染めた。 お酒ばかり呑んでローズの遺灰の入った壺を抱えてばかりいる父さんの面倒をみている。 転校し...
ぼくが5歳のとき、10歳だった姉さんのローズがテロに遭って死んだ。 それから5年、父さんと母さんはケンカばかりして、結局母さんが出ていった。 ローズと双子の姉妹のジャスは髪をピンクに染めた。 お酒ばかり呑んでローズの遺灰の入った壺を抱えてばかりいる父さんの面倒をみている。 転校した学校の隣の席の女の子はイスラム教徒だった。仲良くしたら、きっと父さんに叱られる。でも、気になる。 〇主人公ジェイミーのあっけらかんとした語り口に読み進めてしまう。こんなに辛い状況なのに、子どもが成長しなくてはいけないのか。ジャスの「むりだよ、子どもなのに」という思わずこぼした言葉が胸に痛い。父は時間が止まり、母は別の時間を選び、姉弟が寄り添いながら暮らす。ジャスのジェイミーへのプレゼントがかっこよかった。 二人の初恋が実りそうでよかった。 〇この学校は公立ぽいけどキリスト教系なのかな。国教がある国は宗教の時間があるのかもですね。別の宗教の子どもたちへの配慮とか、実際はあるとよいのだけど。
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5年前、イスラム過激派によるロンドン同時多発テロに巻きこまれて亡くなった姉ローズを持つ10歳の少年ジェイミーの物語。 父親は酒におぼれ、もう一人の姉ジャスは、15歳の誕生日に両親が望むローズっぽい格好をやめ、鼻ピアス&ピンクに染めた髪にしたところ、それを口実に母親が子供たちを捨てて遺族サポートグループで知り合った男と一緒に家を出ていってしまう。そして主人公ジェイミーは根っからのいじめられっ子という、救いようの無いヘビーな設定なのですが、ユーモアあふれるジェイミーの語りにまずは引き込まれました♪ 「イスラム教徒が居ないから」という理由で引っ越した田舎町の学校で、隣の席にスーニャというイスラム教徒の女の子が居るんですが、この子が本当に想像力豊かではつらつとした良い子。いろいろ感想はあるんですが、とにかくまずは先入観無く読んでみて欲しいな~☆「おとなが正しいとは限らないからスーニャとはこれからもずっと友達で居よう」と、自分の頭で考えて決めるジェイミーの姿がホント愛おしかったです♪おススメ!!
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宗教の問題って難しいことだと思うけど、こうやって小さい子も読めるように物語にするのは素晴らしいことだと思った。
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