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クルマを捨ててこそ地方は甦る PHP新書1114
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2017/10/14 |
JAN | 9784569836959 |
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クルマを捨ててこそ地方は甦る
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クルマを捨ててこそ地方は甦る
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
道から車を追い出せば、人が溢れる。
本書で著者は主張する。「今日の地方の衰退を導いている本質的原因こそ、人々の「クルマ依存」である。道からクルマを追い出せば、人が溢れる。道からクルマを追い出すという取り組みが地方を活性化する、効果的かつ、典型的な方策である」と。大胆に要約・換言すれば、「クルマ依存により郊外化したま...
本書で著者は主張する。「今日の地方の衰退を導いている本質的原因こそ、人々の「クルマ依存」である。道からクルマを追い出せば、人が溢れる。道からクルマを追い出すという取り組みが地方を活性化する、効果的かつ、典型的な方策である」と。大胆に要約・換言すれば、「クルマ依存により郊外化したまちを、コンバクトシティ化しよう」ということだ。そんなのはよく聞く話と感じるかもしれないが、そこはさすがに都市計画や行動科学を長年研究してきた著者、その分析と理論には非常に説得力がある。 冒頭の「歩行者天国」の描写と分析から始まり、京都四条通の車線削減・歩道拡幅、富山市のLRT(ライト・レイル・トランジット)導入の事例まで読み進めると、自然に顔がほころび、どちらにも(東京から)行ってみたいという気分になってくる。そして、胸がわずかにジンと熱くなる。 著者の提唱する「まちづくり」推進の一番の難敵は、本書でも指摘されているとおり、やはり自動車業界の抵抗であろう。著者は、富山市の取り組みを「民間の大資本が市場原理の中で進めるクルマ社会と対峙するゲリラ戦」と表現している。これは実に的を射ている。自治体が財源難に苦しむ中、本当に地方を再生したいならこのようなプロジェクトは政府(国)が旗を振り、財源も負担するのが望ましい。しかし、業界の力は絶大だ。おまけに緊縮財政路線。今のままでは簡単にいかない。まずは、本書を読み、国民が著者の言うとおり「ほどほどにクルマとつき合う」を意識することから。あちこちでゲリラ戦が成功し、広く認知されれば、潮目が変わるかもしれない。
Takashi
歩行者天国にすると楽しい気分になる→分かる、郊外の大型ショッピングセンターが地域マネーを流出させる→分かる、LRTで地方活性化→分かる。でもそれらが、ない/できない地方はどうしたらよいのだろう? 中心部の周りに大型の駐車スペースがあって、そこまでは車でそこからは公共交通機関で、と...
歩行者天国にすると楽しい気分になる→分かる、郊外の大型ショッピングセンターが地域マネーを流出させる→分かる、LRTで地方活性化→分かる。でもそれらが、ない/できない地方はどうしたらよいのだろう? 中心部の周りに大型の駐車スペースがあって、そこまでは車でそこからは公共交通機関で、という戦略も分かるけれど、そもそも中心に魅力がないと集客は難しそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
卒業制作をどうしようか...?と考えている最中で偶然手に取った本。かなり大胆な?タイトルと思ったが読み進めるうちに納得した。車を全否定ではなく「かしこく使う」ことで自らも健康になり自分が住んでいる地域にお金が落とせる仕組みが書かれている。 面白かった。
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