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忘れられた巨人 ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2017/10/17 |
JAN | 9784151200915 |
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忘れられた巨人
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忘れられた巨人
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商品レビュー
4
140件のお客様レビュー
なかなか頭の悪い自分にはストーリーのイメージが湧きにくい感じだったが、解説を読んで、より深く理解ができたと思う 時代には背景等の勉強が必要かな ただ自分がついていけなかったのが、悲しい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アーサー王の戦いの後、ブリトン人の老夫婦が、離れて暮らす息子を訪ねる旅物語。 小さな集落で暮らす老人は、自分がかつて何者であったかも忘れてしまっている。ある日、妻とともに息子を訪ねる旅に出ることを決意。途中、人々が記憶を失っているのはドラゴンのせいであることがわかってくる。 ある理由で虐待されている少年や、サクソン人の戦士、アーサー王の騎士だった老いたガウェインと出会い、彼らの目的であるドラゴン討伐に関わることに……。 冒険物語の体裁をしているが、これは解説で指摘のあるように、夫婦の物語だと思う。 老夫婦の会話は、なにか決断しなければならない場面で、噛み合っているようでそうでない。そこに老人特有の会話のリアリティを感じた。 単なる老化によるものかもしれない。が、摩擦を避けるための知恵や気遣いによるものと考えると、長年連れ添ってきた二人の時間を尊いものだと思える。 (ちなみに、戦士たちの戦いの場面は、ある。娯楽作品の手に汗握る描写とは一味違って新鮮に感じた) ブリトン人とサクソン人の間の争いと憎悪も描かれている。アーサー王をけして英雄視していない点が、個人的には新しく感じた。 痴呆は、死を恐れず安らかに死にゆくために人類に与えられたものだという考え方を聞いたことがある。 人々の記憶を覆い隠しているドラゴンの討伐は、果たして世のためになるのか。現代社会においても、考えてみる意義がある。 娯楽を求めて読むには堅く冗長で、知的刺激を求めるには少々ファンタジックな物語であるため、万人にはお勧めしない。 けれども、旅物語が苦手でない方なら、飽きずに読ませてくれる魅力があると私は思う。
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カズオ・イシグロ作品で1番好き。 読み終わってから円卓の騎士などの歴史背景を勉強したので、また読みたいと思う。 色々な考察ができて面白い。
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