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見えないものに、耳をすます 音楽と医療の対話
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見えないものに、耳をすます 音楽と医療の対話

大友良英(著者), 稲葉俊郎(著者)

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見えないものに、耳をすます 音楽と医療の対話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KTC中央出版
発売年月日 2017/09/01
JAN 9784877587680

見えないものに、耳をすます

¥1,760

商品レビュー

4.7

5件のお客様レビュー

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2024/01/27

おふたりの空気感が心地良すぎて 読み終えるまでの2時間が一気に過ぎました。 私と誰かの対談が書籍化される世界線は今世ではなさそうですが それでもいいかなと思えてしまう、諦観のようなものも残っています

Posted by ブクログ

2022/02/07

誰も仲間はずれにならないような音楽をつくる、上手な音が出せない人でも参加できるような曲にすればいい、っていうのはシビックと少し似てるかも 西洋医学では疾患を敵とみなして、身体を戦場にする。だからまず疾患の定義が必要となる。対して東洋医学では身体の調和を整えるという発想になる。 ...

誰も仲間はずれにならないような音楽をつくる、上手な音が出せない人でも参加できるような曲にすればいい、っていうのはシビックと少し似てるかも 西洋医学では疾患を敵とみなして、身体を戦場にする。だからまず疾患の定義が必要となる。対して東洋医学では身体の調和を整えるという発想になる。 敵を治して元気になりましょう、ではなく元気になることで回復しましょう、ということになるらしい。もっと言い方は違ったけど。 型が大切。道がつくものには共通して型がある。

Posted by ブクログ

2019/09/23

P64 稲葉 姿勢を整えて、体と心の状態を整えて、そこで初めて自分の字が書ける。僕はそれって極めて医療的だなと思ったんですよ。体や心を整える技そのものが。 大友 つまり文字を書くことを通して、まず体の「型」を作るところから整えていくと。 稲葉 そうなんです。「型」さえ作れば、あと...

P64 稲葉 姿勢を整えて、体と心の状態を整えて、そこで初めて自分の字が書ける。僕はそれって極めて医療的だなと思ったんですよ。体や心を整える技そのものが。 大友 つまり文字を書くことを通して、まず体の「型」を作るところから整えていくと。 稲葉 そうなんです。「型」さえ作れば、あとは自ずからその人の文字が表れてくる、という発想なんですよ。弓道にしてもアーチェリーみたいに力や道具に頼るんじゃなくて、体の「型」を整えて、その動きに従ってやると、本当に90歳の人でもパット弾けて真ん中に当たる。それは当てるんじゃなくて、自然とそこへ向かっていく、という発想なんです。「道」というのは、自分の体をいかに使うかということを追求した技術や叡智の集大成なんですよ。 P210 稲葉 まさに民俗学者の折口信夫が言っていた「まれびと」に近い存在ですね。全然違う文化からやってきた人はまれびとで、何かよきものをもたらしてくれる存在だと考えられていました。全然違う文化の人が入ってくると関係性が変わると思うんですよね。それを大切にしましょうね、ということが日本のあちこちに残っている。それを恐れとして捉えてしまうと、排除するしかない。秩序を壊す恐るべき存在になってしまう。 巻末で紹介されていた本・音楽 大友良英 ・殿山泰司『三文役者あなあきい伝 Part1 Part2』(ちくま文庫) ・田中克彦『ことばと国家』(岩波新書) ・ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』 稲葉俊郎 ・井筒俊彦『意識と本質』(岩波書店) ・河合隼雄『昔話の深層』(福音館) ・加藤周一『日本その心とかたち』(徳間書店) ・武満徹『音、沈黙と測りあえるほどに』(新潮社) ・ねじまき鳥クロニクル ・ジョン・レノン『MIND GAMES』 ・ニーナ・シモン『Nina Simone and Piano』 ・ローランド・カーク『Volunteered Slavery』

Posted by ブクログ

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