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樹脂 ハヤカワ・ミステリ
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樹脂 ハヤカワ・ミステリ

エーネ・リール(著者), 枇谷玲子(訳者)

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樹脂 ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2017/09/08
JAN 9784150019235

商品レビュー

3.2

14件のお客様レビュー

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2023/12/16

読み終わったというか脱落しました。 なんていうかヨーロッパ北部の小説でときどきこういう本にあたる。とりとめなく、不穏な不気味な雰囲気が始終漂い、不気味さではなくとりとめのなさに疲れる。描き出される演出ではなく作者自身やその文化的なものにどんよりした固執を感じてすごく疲れる。厨二病...

読み終わったというか脱落しました。 なんていうかヨーロッパ北部の小説でときどきこういう本にあたる。とりとめなく、不穏な不気味な雰囲気が始終漂い、不気味さではなくとりとめのなさに疲れる。描き出される演出ではなく作者自身やその文化的なものにどんよりした固執を感じてすごく疲れる。厨二病とかじゃなく本物の病的さみたいな。

Posted by ブクログ

2023/06/12

デンマークのある地。地峡でつながった「頭」(ホーエド)にすむ私リウ。家族はお父さん、お母さん。そして双子の弟、お祖母さん。地峡は狭い面積でつながったところ、ということらしいが、その「頭」にはリウ一家しかいない。が、ちょっと行けば小集落はあり、さらに船で行けば大きい町もあるようだ。...

デンマークのある地。地峡でつながった「頭」(ホーエド)にすむ私リウ。家族はお父さん、お母さん。そして双子の弟、お祖母さん。地峡は狭い面積でつながったところ、ということらしいが、その「頭」にはリウ一家しかいない。が、ちょっと行けば小集落はあり、さらに船で行けば大きい町もあるようだ。そこで語られる父母、祖父母、父とその兄、の樹木の中の物語。 とっぴょうしもない設定と物語なのだが、針葉樹の中で自然に溶け込んで、さらには溶けてゆく? 父と娘の姿に引き込まれる。父に恋した母だったが、やがて巨大に太って身動きがとれなくなる。巨大な母とその最期がちょっと「ギルバート・グレイプ」を思わせる。 2015発表 デンマーク 2017.9.15発表 図書館

Posted by ブクログ

2023/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不気味な…とても不気味で恐い。 デンマークの僻地に住む一家族の物語。 双子の弟は死んでいて祖母のせいだと父は思っている。 クリスマスに父は祖母を殺す。 母は、まったく動かなくなり巨大化していく。 父と娘は町へ出ては盗みを繰り返す。 学校も行かず死んだことにされる娘。 ゴミ屋敷化していくその家のそのあとは…。 もう、閉塞感しかない家で希望だとか夢だとかはいっさいないのが、ある意味凄いとしか言えない。 樹脂の意味を考えてしまったほどに…。

Posted by ブクログ

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