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日本殺人巡礼
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日本殺人巡礼

八木澤高明(著者)

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日本殺人巡礼

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2017/08/25
JAN 9784750515199

日本殺人巡礼

¥1,870

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2022/09/24

ミステリー好きの職場上司から借りた一冊。 誤解を恐れず例えるなら、 アニメの考察好き・解釈好きのようだなと感じた。 死刑囚・加害者のルーツを辿る中で、その者の幼少期や親の代に留まらず、先祖、果ては遠い過去の民族移住の経緯や生まれ育った村の歴史などをもとに様々な思いを巡らせる本作...

ミステリー好きの職場上司から借りた一冊。 誤解を恐れず例えるなら、 アニメの考察好き・解釈好きのようだなと感じた。 死刑囚・加害者のルーツを辿る中で、その者の幼少期や親の代に留まらず、先祖、果ては遠い過去の民族移住の経緯や生まれ育った村の歴史などをもとに様々な思いを巡らせる本作は一種のフィクションとして楽しんだ。 *** 筆者は冒頭で、この日本殺人巡礼を決行した理由として「人を殺めた者と人を殺めない者(筆者)の境界線はどこにあるのか」「そもそも境界線など存在せず、殺めなかったのは、単なる偶然に過ぎなかったのか。その答えを導き出したかった」と述べている。そして、あくまでも想像と可能性の話という大前提のもと、加害者のルーツに何らかの“匂い”--理由と呼ぶには淡すぎる“理由や答えの片鱗”のようなもの--を感じ取っているようだ。 私は罪を犯した者と、(今のところ)犯していない者との間に、大きな隔たりがある場合と、そんなには隔たりがない場合があると思う。そして後者が犯罪者になってしまった所以には筆者の綴るルーツや時代があった可能性が十分にあると思う。 しかしいずれにしても「こういう理由があって、こういう原因で、このような結果になってしまいました」とはならないケースもあるのではなかろうか。説明がつかないから、こんなことになってしまったという事だって往々にしてあるんじゃないだろうか。 だからこそ、本書は一種のフィクションとして、アニメの考察・解釈をするように、あくまでも想像の範囲を出ないものと捉えるのが良いと感じた。

Posted by ブクログ

2022/07/06

殺人を巡礼ですか? 物騒なタイトルでしたが 読んでみました。 最近の事件だけではなく 50年以上前の事件も含めて 著者の心に ひっかっかった事件を 追っていました。 冤罪っぽいものも中にはあって もし これが 冤罪だったら  国や マスコミは どうやって その人や その家族に...

殺人を巡礼ですか? 物騒なタイトルでしたが 読んでみました。 最近の事件だけではなく 50年以上前の事件も含めて 著者の心に ひっかっかった事件を 追っていました。 冤罪っぽいものも中にはあって もし これが 冤罪だったら  国や マスコミは どうやって その人や その家族に対して 謝罪をするのだろうと思っちゃいましたね。 そして 後半には 戦争が絡んでいたり 差別だったり 確かに 殺人を犯してしまったという点では 悪い事をしてしまったけど そこに至るまでを 辿っていくと もし 過去に 酷い差別などがなかったり 劣等感を 大きくするような事が なければ 殺人までに ならなかったのかもと 思える内容もありました。 しかし 今の自分なら 差別はいけないと思っていても子供の頃とかは 仲間外れとかにされたくないから差別をしていたら 一緒に差別しただろうし いじめもしちゃっていたかもしれない。 負の連鎖からは 良い事は 何も生み出さない。 この本を 読むと あるきっかけで 普通の人が 突然 殺人を 犯してしまう。 潜在に何か あったかもしれないけど もしかしたら 人は 心のどこかに 凶暴な人間を持っているのかもしれない。 それを ちゃんと 抑えていられるか どうか・・・・ でも、きっと 心の中には 優しい人間もいるはずだからその 優しい人間が 常に 大きくいれば みんな 優しく 良い 世の中になるのにね。。。。

Posted by ブクログ

2021/02/11

過去の殺人事件の取材を通して、共通項を分析する労作であった。特に、「北海道に渡ったネパール人」や「林眞須美も海辺の集落」は興味深く読ませてもらったが、なにぶん件数が多いこともあり、浅いのが残念

Posted by ブクログ

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