商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/08/25 |
JAN | 9784062207089 |
- 書籍
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日曜日の人々
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日曜日の人々
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
精神疾患に悩む人たちがお互いに表現し合う場所。亡くなった従姉が生前通っていたそこへ潜入した男子大学生のお話。 心の傷を癒すのは本当に大変なことだと思う。人に傷つけられても、文明人である私たちは一人では生きていけない。関わりたくない人を全て避けることができる環境で暮らせたら、どんな...
精神疾患に悩む人たちがお互いに表現し合う場所。亡くなった従姉が生前通っていたそこへ潜入した男子大学生のお話。 心の傷を癒すのは本当に大変なことだと思う。人に傷つけられても、文明人である私たちは一人では生きていけない。関わりたくない人を全て避けることができる環境で暮らせたら、どんなにいいだろう。海外では同じ病気に苦しむ人たちが集まってそれぞれ発表をする会を映画のシーンで見たりするけど、それって助けになるのかな。何も知らない他人の方が打ち明けやすい場合もあるけど。他の人を信頼できるってすごいことだ。人に傷つけられても、心の交流を通して、より心は回復していくのだろう。 ところどころグロテスクな描写があり苦手なのだけど、登場人物たちの背景が徐々に明らかになっていく様子に、全てを知るまで読みやめられなかった。
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「死ぬのは怖いだろう?」 中高年の方がはっきりした理由で死ぬらしい 一方で若い人が自死に至る理由ははっきりしないことが多いとのこと 種の生存のために「死ぬのが怖い」という感情が脳に組み込まれているのかもしれない だから死ぬ理由がはっきりしてないっていうのは嘘で、脳がその理由を...
「死ぬのは怖いだろう?」 中高年の方がはっきりした理由で死ぬらしい 一方で若い人が自死に至る理由ははっきりしないことが多いとのこと 種の生存のために「死ぬのが怖い」という感情が脳に組み込まれているのかもしれない だから死ぬ理由がはっきりしてないっていうのは嘘で、脳がその理由を隠蔽してるだけなのかも 明確な死の理由はただのきっかけにすぎないんじゃないか 死にたくない人も死にたい人も「死ぬのは怖い」という認識は共通しているから死ぬ瞬間に生きたいと思う 「死ぬのが怖い」っていう言葉自体がおかしい もう自分がいない世界の何を怖がるのか 死後に届くような手紙を書く行為もそうだけど、結局死にたい人も実際に自分が死ぬことなんて信じられてないんだから死にたい人を自分から遠くの世界におくのは多分間違ってる つまりみんなギリギリのところで生きているということ それに気づくか気づかないかで相手に対しても自分に対しての見方も変わってくる ちょっと重かったけど読んでよかった
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死にたいときに読むと引っ張られて危険、というレビューが散見されたけど、惹かれるというより、描写があんまりリアルなので手記のようだった 著者一度死んだことあるのかとさえ、ドキュメンタリーっぽさがあった。
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