商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/08/25 |
JAN | 9784048932929 |
- 書籍
- 文庫
絶対城先輩の妖怪学講座(十)
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絶対城先輩の妖怪学講座(十)
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
内田百閒の小説に「件」というのがあって、結構不気味なのだ。顔が人間で体が牛。禍の予言をしたら死んでしまう。そういう予言をする妖怪たちを巡って物語は展開する。件は勿論、あのアマビコも出てくる。アマビエじゃなくてアマビコというのが正しいらしい。件に関するウイルス説はとんでも解釈だなあ...
内田百閒の小説に「件」というのがあって、結構不気味なのだ。顔が人間で体が牛。禍の予言をしたら死んでしまう。そういう予言をする妖怪たちを巡って物語は展開する。件は勿論、あのアマビコも出てくる。アマビエじゃなくてアマビコというのが正しいらしい。件に関するウイルス説はとんでも解釈だなあ。無茶苦茶やってるけど、意外と説得力があったりする。背後に白澤の存在がひしひしと迫ってくる。礼音と絶対城の仲はかなり進展して来たねえ。
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「クタベ」 越中(今の富山県)の山中に現れたとされる妖怪。 予言幻獣である人面獣身のの妖怪であり、絵姿の描かれた護符を厄除けとして配る。 個人的に詐欺をやるのは勝手だが、適当に知識をつけた程度で妖怪の力を名乗るのは本当にその力を持つ人に失礼に思えるな。 「神社姫」 肥前国(今の...
「クタベ」 越中(今の富山県)の山中に現れたとされる妖怪。 予言幻獣である人面獣身のの妖怪であり、絵姿の描かれた護符を厄除けとして配る。 個人的に詐欺をやるのは勝手だが、適当に知識をつけた程度で妖怪の力を名乗るのは本当にその力を持つ人に失礼に思えるな。 「神社姫」 肥前国(今の長崎県)などの海辺に現れたとされる妖怪。 予言獣に分類され海に出る幻獣の代表格で、別名姫魚という。 何かしら居るような雰囲気の中、何も無かったように振る舞う二人の様子も気になるが最後の過剰なまでの反応の方が何やらありそうでとても気になるな。 「件」 関西から九州にかけての広い範囲で江戸時代から昭和に至るまで語られた妖怪。 漢字から生まれた妖怪という説が強く、人編に牛と出来ているから人と牛の合体だと考えられた。 ウイルスによる変化と言われたらとても納得はいくが、やはり予言したという点が何故ここまで浸透したのかは気になるな。 「磯女」 各地の沿岸に伝わる若い女性型の妖怪。 濡れ女や濡れ女子とも呼ばれ、近づくと鼓膜を刺すような鋭い声で叫び、その髪が絡みつく。 誰にも見られない間に不法投棄を繰り返し綺麗だった場所を荒らせば、それ相応の罰が当たる事ぐらい覚悟してやるべきなのでは。 「アマビコ」 江戸時代後期から明治時代初頭にかけて広く語られた妖怪。 海岸などに現れる幻獣であり、容姿は色々で人の顔に鳥のような胴体であったり、三本足の人面獣身の怪物だったりする。 たった数人しか知り得なかった情報を手に入れ、尚且つ国家権力を利用し奪いにくるような相手は一体全体何者なのだろうか…。 「件」 「簠簋内伝」の注釈書である「簠簋抄」に記された説話に登場する存在。 なんだか雲行きが怪しい終わり方だったが、彼の記憶の空白は無事なのだろうか。
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少し重たいエピソードの途中にあたる巻なんだけど、比較的このシリーズのベーシックな形に戻っていて、ある意味和める巻だった。次は色々重そうですが。
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