商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | プレジデント社 |
発売年月日 | 2017/08/09 |
JAN | 9784833422406 |
- 書籍
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2030年ジャック・アタリの未来予測
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2030年ジャック・アタリの未来予測
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商品レビュー
3.7
31件のお客様レビュー
2017年初版、私は2023年に手に取り読んだ。 その時すでに、2030年までウイルスの発生とロシアウクライナ侵攻を予見していたことに驚いた。 どうも中々頭に残らない内容で、この本の面白いところは、20%くらいしかない印象だった。 この人の未来予測は、参考になる。
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読後の感想ですが、正直8割くらいの中身は頭の中に残りませんでした。第1章は世界の動向についてかなりのトピックを網羅しながら、次から次へと数字が紹介されますが、まるでAIがネット上から数値を集めて書いたような無機質な文章でした(これはアタリ本人が書いたのではなく、アシスタントが数字...
読後の感想ですが、正直8割くらいの中身は頭の中に残りませんでした。第1章は世界の動向についてかなりのトピックを網羅しながら、次から次へと数字が紹介されますが、まるでAIがネット上から数値を集めて書いたような無機質な文章でした(これはアタリ本人が書いたのではなく、アシスタントが数字を集めて書いたか、本当にAIに書かせたのではないでしょうか)。第2章の解説にきて、ようやくジャック・アタリの匂いがしてきます。つまりアタリ本人の主張が明確になるということで、ここは興味深く読みました。そして3章になると、また数字の羅列がはじまり、無機質な文章が始まりますが、2章の主張も織り交ぜながら、という意味ではまだマシかもしません。そして第4章では明るい未来を創るために人々が利他主義になる必要があること、そして「利他主義を通じて自己実現を図る」ための取り組みについても提言されていました。 アタリとしては読者の危機意識をあおるために延々と数字を羅列しているのかもしれませんが、その部分はもっとページ数を減らし、むしろ自分の主張・提言をより明確にするようページを割くべきでしょう。全般的に本書の構成が雑という印象はぬぐえず、またアタリの提言である「利他主義を通じて自己実現を図る」についても、個人的には方向性を気を付けないと危険な全体主義への道筋もあり得るとは思いました。アタリも当然それは認識していると思うのですが、であるならもっとページを割いて丁寧に解説してほしいというのが感想です。
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経済、医療、農業、政治、環境、テクノロジー、金融等々、現状の把握と2030年の予測をする。 明るい未来もあるが、かなり危機的なシナリオも考えられると言う。 未来をつくるのは我々だし、その負の側面を回避できるのも我々だ。 危機的なシナリオとして、 2030年、民主主義に対する批判...
経済、医療、農業、政治、環境、テクノロジー、金融等々、現状の把握と2030年の予測をする。 明るい未来もあるが、かなり危機的なシナリオも考えられると言う。 未来をつくるのは我々だし、その負の側面を回避できるのも我々だ。 危機的なシナリオとして、 2030年、民主主義に対する批判の声は次第に高まり、ついに民主主義は否定される。なぜなら、民主主義は意義を失い、市場は制御不能に陥るからだ。 たとえば、民主主義の社会では、長期的な課題に対処できない、不人気な決定は下せない、技術進歩を一部の人のためにしか利用できない、気候変動に対処できない、移民を制御できない、社会の調和を保てない、国民の声を広く反映させられない、ましてや将来世代を考慮できない。また、富や権力の偏在を解消できない、市場の力を緩和できない、雇用を創出できない、中産階級の生活レベルを維持できない、安全を保障できない、人々の憤懣に意義を見出すことができない、激怒を制御できない。いわゆるエリートと呼ばれる人々が再生産され、彼らは自分たちの利益に応じて物事を決定する。 激しい暴力や宗教原理主義に基づくラディカルなエコロジーというイデオロギーが登場する。民主主義が否定され、全体主義が復活する。脱宗教や原理主義を口実に民主主義と決別する準備が整う。 誰もが安全を買い求める超監視社会では、あらゆるテクノロジーが利用され、安全を確保するために自由は忘れ去られる。民主主義は「民主主義を装った独裁制」という段階を経て独裁制へと移行する。 こうした無秩序に対し、暴力、とくに公権力が振るう暴力は拡大し続ける。国は財政難を理由に教育費と医療費を削減する傍ら、民事と軍事の双方に利用できる数々のテクノロジーによって過熱する軍拡競争にしのぎを削る。 1.中国ではバブルがはじけ、株式市場が暴落、人民元が大幅に切り下げされ世界の為替市場は危機に陥る。クーデターが勃発、最悪の場合、中国は国境を封鎖し、保護主義という大波を引き起こす。中国の製造業は崩壊し世界経済は危機に陥る。 2.保護主義の激化によって危機が発生、保護主義と国家主権主義に閉じこもる国が増える。特にEUと米は、移民流入防止の為に国境を閉じ国際貿易は大きな危機を迎え、世界経済は崩壊する。 3.伊や独の銀行システムが崩壊、あるいはユーロ圏の国が自国通貨への回帰へと向かい、それらの国から預金が流出。それが全世界へと波及する。 4.巨額債務が維持できなくなり金利と物価が急上昇する。円は暴落し現金や金への逃避が加速して、世界経済か崩壊する。 5、米金融危機は、投機的なポジションで投資するシャドー・バンキング・システムの主要プレーヤーの破綻によって引き起こされ、金融システムが崩壊し世界的な危機が発生する。 6.テロ集団や海賊、さらには原油価格を1バレル当たり100$以上で推移させようと企む国が、ホルムズ海峡やマラッカ海峡を閉鎖することによって原油価格に絡む危機が勃発、世界経済に壊滅的な影響をおよぼす。 世界大戦を勃発させる6つの起爆剤 1.東、南シナ海における中国の挑発的行動、北朝鮮の軍人アクション。印中間の大河川の水資源を巡る衝突 2.ウクライナを巡ってのロシアとNATO(トルコ含) 、シベリアの管理を巡っての中国(温暖化で肥沃な地となる)との争い。 3.印パキ紛争の拡大(原理主義政権では特に可能性がある) 4.シリア,イラク,サウジ,エジプト発の危機。原理主義者政権による政情不安定化、水を巡る争い等。 5.サヘル地域やソマリア地域発のテロ組織活発化、大量移民発生に伴う混乱。 6.イスラム国引き金の西洋対イスラムの全面戦争。 危機が迫っていると自覚することが絶対に必要だ。そうした自覚こそが、危機を回避するための唯一の方法なのだ と言う。 それに対しての姿勢では色々と述べているが、個々人にとってはあまりにも非力であり、例えば国連がとるべき姿勢まで飛躍されると、現実味が湧かなくなってしまった。
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