商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/07/31 |
JAN | 9784103510710 |
- 書籍
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塑する思考
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塑する思考
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商品レビュー
4
23件のお客様レビュー
21_21 DESIGN SIGHTのショップでたくさん並べてあったのと、この間までの「グラフィック展」で少し触れられていたので気になって読んでみました。 おいしい牛乳の人だとは知らず、読んで初めて知りました。 デザインを通して仕事、人生、生き方を視ていて気付かされることが多か...
21_21 DESIGN SIGHTのショップでたくさん並べてあったのと、この間までの「グラフィック展」で少し触れられていたので気になって読んでみました。 おいしい牛乳の人だとは知らず、読んで初めて知りました。 デザインを通して仕事、人生、生き方を視ていて気付かされることが多かったです
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すっごい面白かった。というより、とても重要な視座と言葉をいただいた、という感覚が強いかも。 まさに実用的な視座「構造」と、染み込む言葉の綺麗さ「意匠」を兼ね揃えた本。 物事の本質を「問い」から見出すこと。おそらくそれが、良い意味で自我と戦う一番の術なのかも。
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塑は「そ」と読む。力を加えても元に戻る「弾性」に対して、相手によって自在に形を変える「塑性」。著者はデザインというものを「塑」であるべきだと考える。 私もデザイナーの端くれなので、著者の言いたいことはよくわかる。著者が自分と同じような考えであることを知って、嬉しくなった。 デザイ...
塑は「そ」と読む。力を加えても元に戻る「弾性」に対して、相手によって自在に形を変える「塑性」。著者はデザインというものを「塑」であるべきだと考える。 私もデザイナーの端くれなので、著者の言いたいことはよくわかる。著者が自分と同じような考えであることを知って、嬉しくなった。 デザインは自己表現の場ではない。たとえば、商品のデザインを考えてみる。消費者はお店に並んだ商品の中から気に入ったものを選んで買っていく。ならば、商品のデザインは「自分がどうしたいか」ではなく、「みんながどう思うか」が大事である。 この「塑である自我」という考え方が、養老孟司先生の個性に対する考え方とよく似ている。押さえつけていても出てきてしまうのが自我や個性で、そういうものはいい仕事の邪魔になる。なぜなら、仕事は世の中のニーズに合わせて存在するもので、あなたの欲求を満たすために存在しているのではないから。 この本はデザインの本ではなく、デザインそのものについて考えた本である。豆腐屋が「なぜ豆腐を作るのか」と考えるような本である。養老先生も解剖学者でありながら、「解剖とは何か」を考え続けた。そういう意味では、のちにお二人が「虫展」で一緒に仕事をされたのは、必然という気がする。
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