1,800円以上の注文で送料無料

移りゆく社会に抗して 三・一一の世紀に
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

移りゆく社会に抗して 三・一一の世紀に

村上陽一郎(著者)

追加する に追加する

移りゆく社会に抗して 三・一一の世紀に

2,200

獲得ポイント20P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2017/07/01
JAN 9784791770014

移りゆく社会に抗して

¥2,200

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/10/19

今までにお会いした先生方の中で、誠に僭越だが村上陽一郎先生ほど、講義内容や教壇上での立ち振る舞いから「教養」を感じさせる先生はおられない。科学史、科学技術政策、高等教育、大学、教養、美術、音楽、伝統芸能等を統合した講釈は魅力的だった。振り返ってみると、第1部の前半と、第3部の「大...

今までにお会いした先生方の中で、誠に僭越だが村上陽一郎先生ほど、講義内容や教壇上での立ち振る舞いから「教養」を感じさせる先生はおられない。科学史、科学技術政策、高等教育、大学、教養、美術、音楽、伝統芸能等を統合した講釈は魅力的だった。振り返ってみると、第1部の前半と、第3部の「大学の変貌」はその講義内容と一部重なるところがあった。しかし、それより多くの大学に関する根本的な指摘にも気づかされた。例えば、3.11以降に慎重に示した原子力エネルギーに対する見解や、佐村河内氏の件は本来未然に防げた事案であろうとのコメントもあった。より重要と思えたことは、「リベラルアーツ大学」の意義(p.145)を今一度主張した点である。そしてその大学も「義務教育的な色彩を帯びつつある」(p.146)という指摘も意識しなかければならない。かねてから示されているlater specializationも同様である。学生の成熟度に連動して進むべき途を選択できるのが教養教育の本質、と解して日々の仕事にあたりたい。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品