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悪女の品格 ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2017/07/28 |
JAN | 9784488017965 |
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悪女の品格
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商品レビュー
3.3
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いい人ではないから悪い人って事でいいんだろう。 女だって事も間違いじゃないから、つまり悪女って事なんだろうけど、作中で真木のいう通り、悪女の品格はなくて中途半端。 環境に恵まれず、歪んだ子供時代を過ごしたとはいえ、ただのいじめっ子が打算的なわかまま女に成長して、自分を省みる事も...
いい人ではないから悪い人って事でいいんだろう。 女だって事も間違いじゃないから、つまり悪女って事なんだろうけど、作中で真木のいう通り、悪女の品格はなくて中途半端。 環境に恵まれず、歪んだ子供時代を過ごしたとはいえ、ただのいじめっ子が打算的なわかまま女に成長して、自分を省みる事も育ち直す事もせず、被害者ぶってる、全然感情移入出来ない主人公なのに最後まで読ませてしまう辻堂ゆめの凄さに乾杯。
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なんとなく気づいてしまったのですが、辻堂ゆめさんってミステリ作家さんだったんですね。じつはミステリって苦手な分野だったりするのですが、ゆめさんの初読みが「山ぎわ少し明かりて」あたりだったもので油断してました。 主人公のめぐみは悪女としてどんな振る舞いをしてきたのか小学校時代のいじ...
なんとなく気づいてしまったのですが、辻堂ゆめさんってミステリ作家さんだったんですね。じつはミステリって苦手な分野だったりするのですが、ゆめさんの初読みが「山ぎわ少し明かりて」あたりだったもので油断してました。 主人公のめぐみは悪女としてどんな振る舞いをしてきたのか小学校時代のいじめは度を越えていき一歩間違えば死んでたかもしれないとゆう危険なもの。 そして、いじめられた側は覚えているのにいじめたほうは一過性の出来事のように忘れていること。 父親は大手携帯電話会社の社長で、母親は大女優って最強な出自のめぐみ。29歳になった現在は3人の男に貢がせて、頂き女子のようにご満悦のようす。 てか、両親の家を離れ疎遠になってからは生活レベルを維持するために必死だった感じ。 そんなある日、倉庫に閉じ込められたり、塩酸で火傷させられたりと狙われる。誰かの恨みをかってしまたようで、婚活パーティで知り合った山本と名乗る男と共に犯人を探しあてる展開です。 登場人物すべてが小学校時代の同級生で、善人がみあたらない。犯人の目星がついてるなら犯行前にそれとなく忠告して未然に防げたと思うのに、泳がして現場押さえて謎解きしだす展開って鼻につく。 発想は奇抜でハッとするところもあったのですけど、ブランド品を次々質入れするめぐみがオルゴールを捨てずに持ってたとかありえない気がする。
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悪女が周りの男たちや女たちを翻弄しながら壮絶な人生を送る小説かと思いきやとんだ罠が仕掛けられている。これには驚かされたし、本格ミステリとしての凄みをこれでもかと堪能した。 類は友を呼ぶ、というが本作の登場人物たちはその典型である。マウント合戦、日常の話にさりげなく込められた相手へ...
悪女が周りの男たちや女たちを翻弄しながら壮絶な人生を送る小説かと思いきやとんだ罠が仕掛けられている。これには驚かされたし、本格ミステリとしての凄みをこれでもかと堪能した。 類は友を呼ぶ、というが本作の登場人物たちはその典型である。マウント合戦、日常の話にさりげなく込められた相手への皮肉に嘲笑。 「死ねばいいのに」。何度もその言葉が浮かんで消えた。終盤に至っては厭な笑みが顔に浮かぶのをはっきりと自覚した。 それなのに読み終えた後の読後感は何故か爽快だ。死ぬほどコースの悪いマラソンを走り終えた後のような爽快感がある。
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