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メロンとスイカの歴史 「食」の図書館

2,420円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2017/06/01 |
JAN | 9784562054060 |
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メロンとスイカの歴史
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メロンとスイカの歴史
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
メロンとスイカの話なんだけど、読後にワイン飲みたくなる耽美な文体でした。 美味しいスイカの選び方はメモしました。見た目より重い、たたくと鈍い音というのは知っていましたがからに。楕円よりまん丸の方が美味しいんですって。
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おそらく、スイカの原産地はエジプト、メロンはインドからヒマラヤ山脈とのこと。昔から冒険家や王族を魅了してきた甘さと瑞々しさは語り継がれ、シルクロードを渡り、品種改良されてきた。 一時期甘すぎるメロンは危険な食べ物とされ、当時医学で熱冷湿乾のカテゴリコントロールのバランスのため生ハ...
おそらく、スイカの原産地はエジプト、メロンはインドからヒマラヤ山脈とのこと。昔から冒険家や王族を魅了してきた甘さと瑞々しさは語り継がれ、シルクロードを渡り、品種改良されてきた。 一時期甘すぎるメロンは危険な食べ物とされ、当時医学で熱冷湿乾のカテゴリコントロールのバランスのため生ハムメロンが生まれた。またスイカにはアフリカ系アメリカ人の差別的風潮も残っている。さらにアンデスメロンの由来はアンデス地域ではなく安心ですメロンの略語だとのこと。おもしろい。 230冊目読了。
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今回紹介する「食」の図書館シリーズは、「メロンとスイカ」だ。まさに今の季節にぴったりの果物だ。 メロンの歴史について著書は、たどることの困難さを述べている。というのも時代によって呼び名が違っていたり、古代に「キュウリ」と呼ばれていたものが実はメロンの一種だったりとまるで...
今回紹介する「食」の図書館シリーズは、「メロンとスイカ」だ。まさに今の季節にぴったりの果物だ。 メロンの歴史について著書は、たどることの困難さを述べている。というのも時代によって呼び名が違っていたり、古代に「キュウリ」と呼ばれていたものが実はメロンの一種だったりとまるでマスクメロンの表面の模様のごとくこんがらがっている。 スイカについてある人が面白いたとえをしているのを著者が紹介している。その人は、詩人のパブロ・ネルーダ。「夏に泳ぐ緑の鯨」とは、なかなか浮かんでこないなあ。詩心よりも食心にあふれたモクモク羊には到底思いつかない。 スイカの原産地について長年ははてなマークだったとある。最古のスイカの種子がエジプトで発見されて、それが約6000年前のものだった。どうやって世界に、そして日本にやってきたのか興味がわいてくるなあ。 一方のメロンの原産地は、インド亜大陸やヒマラヤ山脈の低地帯が原産地ということがDNA解析の調査結果で明らかになった。容疑者のみならず果物がどこからやってきたか分かるとはすごい時代だ。 日本に関しては、ここ数年ニュースで話題になる「でんすけすいか」が紹介されている。四角い形と高いもので1個2~3万円するのでよく覚えている。しかも2008年の初セリで、7.7キロのでんすけすいかに65万円の値がついた。一方のメロンに関しても、2008年の初セリで、夕張メロン2玉に250万の値がついた。以下の日本の物価が高いかという例にメディアが使うことがある。 読んでいて驚いたことがある。それは、何とメロンは危険な果物扱いされていた時代があった。中世・近世欧州で、古代ギリシア以来の熱、冷、湿、乾という4つのカテゴリーがあり、この4つをコントロールすることが求められていた。メロンは冷たく湿った食物扱いされていた。その上、中世初期には、「存在の大いなる連鎖」という考え方では、神を頂点とした連鎖でメロンは最下層のものの一つに位置付けられていたそうだ。今では考えられないことだ。 スイカをめぐってはいろいろな地域で民話の題材になったり、祭りがおこなわれている。
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