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マリリン・モンロー最後の年
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マリリン・モンロー最後の年

セバスティアン・コション(著者), 山口俊洋(訳者)

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マリリン・モンロー最後の年

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2017/06/01
JAN 9784120049873

マリリン・モンロー最後の年

¥2,035

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2020/08/19

マリリン・モンローという女優の名を、 いまだに多くの人が口にします。 彼女が出演した映画を観たことのない人でも、 その名と容姿におぼえはあるでしょう。 半世紀以上も前に他界した人なのにです。 しかも、彼女が女優として活動していた期間は10年ほど、 主演した映画は軽いタッチのものば...

マリリン・モンローという女優の名を、 いまだに多くの人が口にします。 彼女が出演した映画を観たことのない人でも、 その名と容姿におぼえはあるでしょう。 半世紀以上も前に他界した人なのにです。 しかも、彼女が女優として活動していた期間は10年ほど、 主演した映画は軽いタッチのものばかり、 アカデミー賞にノミネートすらされませんでした。 そんな彼女が映画史に残る女優として、 いまも語り継がれているのはなぜでしょう? という興味からこの本を読み始めました。 本書はマリリンの晩年、 彼女の身近にいた家政婦、メイク係、マッサージ師、会計係など、 12人のひとたちそれぞれの目線で語らせることで、 女優の真の姿が浮き彫りになるような仕掛けになっています。 彼女がまだノーマ・ジーンと呼ばれていた頃の写真を見ると、 あどけなさの残る可愛らしい顔立ちの、 どこにでもいそうな女性です。 父親が不在で、母親が精神を患ったために、 幼いころは複数の里親のもとにあずけられ、 孤児院の世話になることもあったようです。 高校を卒業してすぐに16歳で結婚。 それは生きていくための手段でもあったのでしょう。 戦時中は航空機部品工場に勤めていましたが、 たまたま取材に来ていたカメラマンの目に留まり、 モデルとしてスカウト。 栗色だった髪をブロンドに染められ、 プロの手によるメイクを施されたことで、 スターへの階段を一気に駆け上がることになりました。 おそらく彼女には、 自身の生い立ちからくるコンプレックスがあったのでしょう。 映画に出演するようになってからも、 歌やダンスのレッスンを受け、 アクターズ・スタジオで本格的に演技を学んだのも、 コンプレックスを払拭するためだったのかもしれません。 彼女は世間のイメージとは異なり、 とても勤勉な人だったようです。 ほんとうはもっとシリアスな役を演じたかったでしょうし、 その実力も持ち合わせていたのかもしれません。 結婚と離婚を3度経験し、 有名になってからも 彼女は友人・知人の家で寝泊まりしていました。 家庭というものを知らずに育ち、 きっとその作り方がわからなかったのでしょう。 36歳で亡くなるまで、 彼女はずっと孤独だったのだと思います。 彼女のことを〝永遠のみなしご〟と呼ぶ人もいたようですが、 きらびやかなスポットライトを浴びながら、 ちらほらと影の部分が見え隠れするところに、 彼女の魅力があったのかもしれませんね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

2017/06/22

1962年、36歳で謎の死を遂げたマリリン。世界中の映画ファンを魅了した美のイコンは、最晩年どんな人たちに取り巻かれていたのか。大スターとアメリカの栄光と悲哀を新鮮な筆致で描く。

Posted by ブクログ

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