商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2017/06/22 |
JAN | 9784309025834 |
- 書籍
- 書籍
チョコレート革命 新装版
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
チョコレート革命 新装版
¥1,430
在庫あり
商品レビュー
4.6
12件のお客様レビュー
三十歳前後につくられた三冊目の歌集。旅行や不倫の歌が多め。 映画や舞台にも引けを取らないドラマが短歌という表現媒体でも展開されていて非常に楽しめた。 あとがきに、「短歌は、事実を記す日記ではなくて、真実を届ける手紙で、ありたい。」「人を想って揺れる心は、これからも私にとって、...
三十歳前後につくられた三冊目の歌集。旅行や不倫の歌が多め。 映画や舞台にも引けを取らないドラマが短歌という表現媒体でも展開されていて非常に楽しめた。 あとがきに、「短歌は、事実を記す日記ではなくて、真実を届ける手紙で、ありたい。」「人を想って揺れる心は、これからも私にとって、大きなテーマだ。」とあり、この方の歌に惹きつけられた理由がわかった。
Posted by
俵万智さんの第三歌集。 28歳から34歳までの歌集で、これまでの共感できる歌が多い印象とは異なり、苦しくて切ない恋愛(不倫)の歌が印象的だった。俵万智さんのストレートな表現に、不倫未経験だが、切ない想いは伝わってきた。 スラム街での子どもたちとの出会い、父と母への想いを詠まれた...
俵万智さんの第三歌集。 28歳から34歳までの歌集で、これまでの共感できる歌が多い印象とは異なり、苦しくて切ない恋愛(不倫)の歌が印象的だった。俵万智さんのストレートな表現に、不倫未経験だが、切ない想いは伝わってきた。 スラム街での子どもたちとの出会い、父と母への想いを詠まれたものもあり、そちらの方が私はよかったかな。 また、印象的だったのは、17歳で亡くなった山田かまちさんの残した詩文を俵万智さんがオマージュされた歌。 ○教室のでかい時計の上をゆくおまえは真面目すぎるよ、時間 ○飛んでゆく宇宙の向こうのソプラノの響きのように今日も枯れ葉は ○過ぎてゆく時間よ戻れ手のひらに「待っています」とぼくは書くから …胸にグッときた。 以下、特に心に残った歌を。 ○優等生と呼ばれて長き年月をかっとばしたき一球がくる ○簡潔に君が足りぬと思う夜 愛とか時間とかではなくて ○ゆりかもめゆるゆる走る週末を漂っているただ酔っている ○サヨナラの形にススキが手を振って駆け抜けてゆく風の輪唱 ○卒業式の前の日に知る千円でバラは三本買えないことを ○風邪の日は少し無理して「無理をしちゃダメよ」と母に言われてみたい ○抜け殻としてあるパジャマ抱き寄せてはかなき愛のかたちを崩す ○男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす ○君とゆく京都思えば京の字が今宵やさしく溶けてゆくなり
Posted by
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10279446
Posted by