商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
発売年月日 | 2017/06/15 |
JAN | 9784314011488 |
- 書籍
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アルカイダから古文書を守った図書館員
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アルカイダから古文書を守った図書館員
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商品レビュー
4
13件のお客様レビュー
マリの都市トンブクトゥを中心に、イスラム過激派と世界の闘争を描いた作品である。図書館員ハイダラの半生を描きながらテロの悲惨さ、残忍さを伝える構成になっている。本書の一部ではイスラム教の「俗っぽさ」を垣間見ることができる。具体的には、「夫が自らの陰茎を強くして性交を楽しみたければ、...
マリの都市トンブクトゥを中心に、イスラム過激派と世界の闘争を描いた作品である。図書館員ハイダラの半生を描きながらテロの悲惨さ、残忍さを伝える構成になっている。本書の一部ではイスラム教の「俗っぽさ」を垣間見ることができる。具体的には、「夫が自らの陰茎を強くして性交を楽しみたければ、次のコーランの一説を誦すること。(以下略 ; P34)」と、厳格なイメージがあったイスラム教の書物にそんな下品な記載があるなんてと驚いた。この事実を知ることができたのもひとえにハイダラが古文書を守ってくれたおかげであろう。
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前半の古文書を収集するパートがおもしろかった。 中盤は原理主義がどのように台頭していったかをかなり詳しく記載。彼らの残虐性に慄いた。 人間の生来持っているだろうこの性質を制御するために知性が必要と感じた。(「蝿の王」を読んだばかりでして。)考えることをやめたら、簡単にそちら側に落...
前半の古文書を収集するパートがおもしろかった。 中盤は原理主義がどのように台頭していったかをかなり詳しく記載。彼らの残虐性に慄いた。 人間の生来持っているだろうこの性質を制御するために知性が必要と感じた。(「蝿の王」を読んだばかりでして。)考えることをやめたら、簡単にそちら側に落ちる。 ヨーロッパの写本は何度か見たことがあるが、アフリカの古文書も見てみたい。レプリカでもいいので。 いろんな地域の本の歴史を知りたくなった。
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マリ・トンブクトゥの古文書収集の歴史と、2012-13年ころのテロリストによるトンブクトゥ占拠の話。北アフリカでこんなテロ状態があったのか。フランス軍の介入で占拠自体は解除されたが未だ危険度は高いらしい。 砂漠のフェスティバル(音楽フェス)興味ある。
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