ディズニープリンセスいちばんすてきな日 塔の上のラプンツェル～忘れられない日～ シンデレラ～ネズミの失敗～ 講談社KK文庫

ヘレン・ペレルマン(著者), エリー・オライアン(著者), 中井はるの(訳者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2017/06/10
• JAN: 9784061995994

商品レビュー

2024/01/22

今シリーズ初読み。
2作品あるが、映画本編後の話ではなく、場面と場面の間にこんなエピソードがあったのよという形で面白い。挿絵は綺麗だが、元がカラーなので白黒印刷になるとやたら色が濃く、若干見ずらい。
短編アニメを見たようで素直に楽しめた。
ただ、シンデレラの話は大量のケーキ作りを簡単に引き受けてしまうのも、ネズミらを頼るのは衛生的に…、大量の材料は牛乳と卵は家で飼っているところから調達したがそれを含めてもそんなに量があるものなのか、大量消費で夫人に言われたりしないのか、アイシングの飾り付けは挿絵をみるに、カップケーキにクリームを乗せただけに見えるがそんなものなのか、など色々突っ込みたいが笑

ラプンツェルの話は、空飛ぶ光を見に行くまでの道中、初めて街を目にし、店をみて、たくさんの絵が飾られている店に興味を持ち、話を聞くと生徒が集まらないからできないけど絵の教室をやるのが夢と言われ、裏の平原で絵を教えてもらうことになる。

シンデレラの話は、3人の世話仕事をしていてガスをねずみ捕りから出してやったところから始まる。ねずみ捕りから出してくれたり、食べ物をくれたり、猫から守ってくれたり、こんな優しい人は初めてだと感激して何かプレゼントを考えると、庭の美しいピンクローズが目に入り、たくさん取ってサプライズにシンデレラの部屋に飾っておく。
夫人が残骸を見つけて驚き、娘たちを集める。シンデレラがやったんじゃないかと、部屋に行ってみると花があり、｢違うんです！私は何もやってないの！｣とシンデレラは涙ながらに訴えるが、やっぱりね…という感じで3人は部屋から出ていく。
ガスが真実を告白すると、あの薔薇は品評会で賞を取るほど夫人が愛していたもので、代わりに街へ新しいピンクローズを買いに行くことにする。
(銀食器磨きの残りが少ないので買いに行くお許しがでた)
ガスが食べ物に興奮して、パン屋がお祭り用に作っていた12段重ねのケーキを倒してしまう。パン屋の悲しみを目にしてシンデレラは、咄嗟になんとかするのでこの時間に我が家へ取りに来てくださいと言う。(ええ！？)
帰ってきて、どうしようか悩むも、ガスがみんなに手伝ってもらおうといい、ネズミ、犬、小鳥らを呼びかけキッチンへ大集合し、大量のケーキを作る。(衛生的に突っ込みたくなるが笑)
ピンクローズが到着して植えられ、さっそく夫人に見せると感謝され、仕事が明日の朝までに終わるのであれば今夜は自由に過ごして良い。とお許しが出る。(割と優しい？)
パン屋も到着し、試食すると美味しく感謝感激しつつ、さっそく祭りの会場へ。(12段ではなくなったし、大量にあるとはいえ割と簡素なケーキなので微妙なところだが)
夫人からお許しが出たのでネズミ達をバスケットに入れて街へ繰り出すと、王様らもおかわりするほどケーキは人気だった。