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キオスク はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編
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キオスク はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編

ローベルト・ゼーターラー(著者), 酒寄進一(訳者)

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キオスク はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編

2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東宣出版
発売年月日 2017/06/01
JAN 9784885880933

キオスク

¥2,090

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2023/04/24

田舎から母の知り合いのキオスクで働くために都会に出てきたフランツ。仕事を覚え、初恋の相手に翻弄され、あのフロイトの若き友となり…!戦争が深まるにつれ、少年から青年への階段を登っていくフランツ。彼の成長を静かな文体で描く本作品。よく見たら知ってる作家さんでした。「ある一生」も良かっ...

田舎から母の知り合いのキオスクで働くために都会に出てきたフランツ。仕事を覚え、初恋の相手に翻弄され、あのフロイトの若き友となり…!戦争が深まるにつれ、少年から青年への階段を登っていくフランツ。彼の成長を静かな文体で描く本作品。よく見たら知ってる作家さんでした。「ある一生」も良かったし、本作品も良かった。 フロイトの名言「頭から水に飛び込むために、水を理解する必要はない!」スカッとしました!

Posted by ブクログ

2023/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

引き込まれる小説ではあったけど、「野原」「ある一生」ほどは心の琴線に触れてくる感じはなかったかも。なまっちょろい少年だった主人公と、片足を失っている傷病軍人の店主とのやりとりが良かった。別に優しい言葉なんかお互いかけないけれど、店が壊されれば一緒に片づけをし、ビールをあおる。店主が秘密警察に連れていかれそうになれば、主人公は足を震わせながら身代わりになろうとする。そんな主人公を、店主が乱暴な言葉でかばい、縋りつく主人公を置いて一人連れていかれる場面は胸に迫った。店に一人残された主人公が、そこからはっきりと大人へと脱皮していくのが分かる。その行き着く先があの結末なのは、何とも言えないが…。

Posted by ブクログ

2022/09/05

ゼーターラーの新訳がもうすぐでると思ったら、実は「はじめて出逢う世界のおはなし」シリーズから一冊出ていたのか。 田舎からウィーンへ、初恋とナチスドイツへの併合、助言をくれたフロイト教授との別れ・・少年の成長が早いのは時代のせいだろうか。 ショーウィンドウに貼られる夢を記した付箋...

ゼーターラーの新訳がもうすぐでると思ったら、実は「はじめて出逢う世界のおはなし」シリーズから一冊出ていたのか。 田舎からウィーンへ、初恋とナチスドイツへの併合、助言をくれたフロイト教授との別れ・・少年の成長が早いのは時代のせいだろうか。 ショーウィンドウに貼られる夢を記した付箋のせつなさよ。 いつか“サンファンイマルティネスのよく日の当たる肥沃な川岸で男気ある者たちによって収穫され、美しい女たちによってていねいに手巻きされた”葉巻ホヨードモントレーを吸ってみたいもんだ。

Posted by ブクログ