キキとジジ 魔女の宅急便 特別編その2 福音館創作童話

角野栄子(著者), 佐竹美保

• 販売会社／発売会社: 福音館書店
• 発売年月日: 2017/05/25
• JAN: 9784834083385

商品レビュー

2025/03/20

魔女になる決意、旅立ちまえまでの、キキとジジの話。むしろ、ジジの話？
作者があとがきでも書いているように、キキの幼少期は同じ人間だか何となく想像できる。
皆と同じがいい、この気持ちわかるわかる。
物語はやはり、主人公が中心になって進んでいくけれども、相棒のジジもまた、色々感じ、考え、行動していたんだなー、と改めてジジのセリフを思い起こす。
ちょっとクールで、でも優しくて。
猫語、いいなー、わかりたいなー。

2024/11/12

ジジがお兄ちゃんぽくしようとしているのが可愛い。
魔女の家は花柄スカートを着られないのは、ちょっとさみしいな。キキがずっと素敵なファッションに憧れるのはなんか気持ちわかるな。

2024/10/31

ちっちゃいホウキに乗るちっちゃいキキとジジの表紙、とってもかわいい。キキとジジ、相棒としての絆が生まれて強くなっていく時期のお話。

はいはいから、立って、歩いてと成長するキキと、自分との違いに思い悩み、家出しちゃうジジがいじらしい。"魔女の猫"としてのアイデンティティを少しずつ、こんなふうに獲得していったんだなぁって思いながら読んだ。

魔女の血筋はどうして続いているのか、続かないといけないのか？"魔女になる"と決心まではしていない小学生のキキの、揺れる心も、親戚の人みたいな視線で見守りたくなる。

「わからないおもしろさが、はてしなく続くんだ」父・研究者オキノさんの言葉が、軸のようにキキとジジの好奇心を支えている気がする。